1日晴れていた日曜日.青空につられて,昼過ぎから夕方まで,鎌倉をぶらぶら歩きしました.
昨日のブログでは,妙法寺までの道中記録を載せましたが,今日はその続き.
妙法寺から光明寺,光明寺裏展望台,そして材木座海岸の記録です.
妙法寺から光明寺までの道中,小さなお寺・神社を通ります.来迎寺,五所神社,実相寺です.
来迎寺では,「ミモザ」につぼみが沢山ついていました.三月には開花しそうです.
「ミモザ」は英語mimosaの日本語読みで,とてもよく聞く名称ですが,何を指すのか曖昧な名前です.
来迎寺のミモザは,ギンヨウアカシア(マメ科アカシア属).オーストラリア原産で日本で栽培されているミモザはこの種が多いようです.
しかし,英語のmimosaは元々はフランス語で,フサアカシア(マメ科アカシア属)を意味していました.
ミモザ(日本国語大辞典) ①マメ科アカシア属のフサアカシアの英名および仏名を音読した名称。今日ではこの種の他、花が黄金色で球形の頭状花序に密生するギンヨウアカシアや、それらに類似した常緑高木にもこの名が適用されることがある。《季・春》
そして,さらにややこしいのは,Mimosaは,マメ科オジギソウ属の学名!
ミモザ(日本国語大辞典) ②マメ科オジギソウ属の学名。同属には熱帯アメリカを中心に約四八〇種あるが、園芸上はとくにオジギソウをさす。《季・夏》
フサアカシアの葉がオジギソウの葉に似ているためにこの名がついたようです.
ギンヨウアカシアの葉もオジギソウに似ていますが,色がやや異なる.フサアカシアは緑色でさらに似ているようです.私は見たことがありませんが.
https://ja.wikipedia.org/wiki/アカシア
https://ja.wikipedia.org/wiki/オジギソウ
このストーリーに,アカシアの呼び名について書き加えると,ややこしさが倍増します.
アカシアの呼び名: 日本で『アカシア』と呼ばれている植物は,アカシア属の植物ではなく,ほぼ全て『ニセアカシア(マメ科ハリエンジュ属)』.
ミモザ=オジギソウ属学名
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ミモザ(広義)=アカシア属植物
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アカシア(日本での呼称)=ニセアカシア
光明寺は,浄土宗の格式高いお寺で,観光客はあまり訪れませんが,大寺院と言ってよいかと思います.
https://komyoji-kamakura.or.jp/境内のご案内/
本殿は,現在改築中で見ることができませんが,国指定の重要文化財.県指定重要文化財の山門もとても立派です.
このお寺で私が好きなのは,本堂横の記主庭園.四季折々,表情を変えますが,蓮の花の咲くころには多くの方が訪れるそうです.
(混雑が好きではないので,この時期に訪れたことがありません)
本堂裏の小径を上っていくと,小さな展望台があります.
神奈川景勝50選に選ばれているそうです.
この選考に耐えられるものかどうかはやや疑問.こう思うのは一番良い条件で見たことがないせいかもしれません.
昨日も残念ながら富士山は見えず,全体に霞がかかったような景色でした.ただ,他の鎌倉の山からは見えづらい江ノ島まで見渡せるのは,推しかもしれません.
展望台から富士山が見えたときの画像をお借りして貼っておきます.
https://kamakura.press/view/komyoji-urayama/
展望台から下って,材木座海岸へ.もうすぐ日が沈みそうな時間だったので,入り日を見るために海岸で休憩.
浜辺から見る夕陽は大好きです.材木座からは,いつも出かける由比ヶ浜とは角度も違っていて,それも新鮮でした.
犬を連れた女性が,貝を拾いながら,日が沈むのをずっと眺めていました.
帰途,妙本寺へ.
この日は,餌をもらい損ねたのか.クロネコさんのお出迎えがありました.