マメ科の子実・花・莢(1):落花生,大豆,いんげん豆,あずき,ささげ,緑豆  どのような豆があるか,系統樹を示し,日本豆類協会のフォトギャラリーにある,子実・花・莢の画像を集めてみます.マメ科の花はいわゆる「蝶型花」で,どれも似ていますが,色は豊富でかわいらしいですね. 

小豆を煮たのをきっかけに,一昨日・一昨昨日の二回にわたって小豆について簡単にまとめました.

https://yachikusakusaki.hatenablog.com/entry/2023/04/18/235722

https://yachikusakusaki.hatenablog.com/entry/2023/04/19/115500

 

引き続き小豆以外の豆の話題も,少しずつまとめていこうと思っています.断続的になるかとは思いますが---

 

今日は,どのような豆があるか,系統樹を示し,日本豆類協会のフォトギャラリーにある,子実・花・莢の画像(条件付き「フリー画像素材」https://www.mame.or.jp/syurui/photogallery/index.htmlを,いくつか並べてみたいと思います.

子実:https://www.mame.or.jp/syurui/photogallery/shijitsu.html

花:https://www.mame.or.jp/syurui/photogallery/hana.html

莢:https://www.mame.or.jp/syurui/photogallery/saya.html

 

系統樹

何回も取りあげていますが,少し改訂しました.主な改訂点はインゲンマメ・ダイズ・アズキ等の系統樹を,整理したところです.

(参考文献:

https://ja.wikipedia.org/wiki/マメ亜科

https://www.researchgate.net/publication/333999813_Plastid_genome_evolution_in_tribe_Desmodieae_Fabaceae_Papilionoideae

いずれ,ソラマメ・エンドウ・ヒヨコマメ等の系統樹もお示しできたらと思います.

 

この系統樹によれば,商業用に栽培されていて,よく食べられている豆は,植物分類としては大まかに三つのグループに分けられるように思います.

 

1. ラッカセイ(落花生)

2. ダイズ(大豆),インゲンマメいんげん豆),アズキ(小豆)

3. ソラマメ(空豆),エンドウ(豌豆),ヒラマメ,ヒヨコマメ

食べたときの感覚や栄養成分と,このグループ分けにはあまり相関はないようなので,あまり意味のないグループ分けかもしれませんね.

 

以下,画像並べてみますが,その前に,マメの花のかたちの簡単な解説を載せておきます.多くの方々はご存じと思いますが.

 

マメ科の花

マメ科の花はどれもとても似た形をしていて,「蝶型花」と呼ばれています.名前の通りかわいらしい花です.

花の観察は,中学校一年生の理科の初めの観察実験になっているようです.藤棚のある学校ならば,藤の花は格好の材料になります.

https://dictionary.goo.ne.jp/word/蝶形花/

http://noko.pinoko.jp/p/mame.html

http://www.ons.ne.jp/~taka1997/education/2013/1-biology/01/index.html

 

かたちは似ていますが,マメ科の花は色が豊富で美しいですね.

同じ属でも,色が違っているのも面白いです.小豆(黄色)とササゲ(薄紫)のように.

 

マメ科:子実・花・莢(1)

落花生

(莢の画像は日本豆類協会のサイトにはなかったので,他所より:

https://www.pref.chiba.lg.jp/ninaite/network/field-h29/hata-2017-03.html )

大豆


いんげん

 

あずき

 

ササゲと緑豆