かわいらしく,色彩豊富,そして,香りが良く,香料にも用いられるラベンダー.
今日は,ラベンダー属(ラヴァンドラ属)の系統樹上での位置づけをお示しし,いくつかの種,そして近縁植物(メボウキ連)の花の画像を集めてみました.
ラベンダーは
シソ目 Lamiales,シソ科 Lamiaceae,
メボウキ連 Ocimeae,
ラベンダー属(ラヴァンドラ属) Lavandula
Lavandula angustifolia - Wikipedia
Lavandula x intermedia (Hybrid Lavender, Lavandin) | North Carolina Extension Gardener Plant Toolbox
Lavandula stoechas - Wikipedia
コリウスとは - 育て方図鑑 | みんなの趣味の園芸 NHK出版
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「シソ科」の解説
シソ科Labiatae
双子葉植物シソ目の1科.唇形花科ともいう.世界の熱帯から亜寒帯,高山帯にいたるまで広く分布し,約 180属 3500種がある.大部分は草本 (多年草または一年草) であるが,低木種やつる植物を少数含む.特に地中海周辺に多くの種属が分化しているが,オーストラリアや中央アメリカ,インドなどにもそれぞれ独特の群 (亜科) がある.1つの特徴は茎に4稜があって断面が四角形をなすことである.また,葉は対生し,しばしば葉や全草に精油成分を含んでいて芳香があり,ハッカ属 Mentha,ローズマリー属 Rosmarinus,イブキジャコウソウ属 Thymusなど香料植物として著名なものがある.花は通常は両性花で,左右相称形の筒形の花冠をもつ.花冠は上半部が上下二唇に分れるので唇形花冠と呼ばれ,上,下唇はそれぞれ2,3片に浅裂し計5片となる.外側の萼筒も同様に管状で上端は5浅裂し,上下の二唇形をなすものもある.おしべは4本あって花筒の内側につき,同長,または2本だけが特に長い.めしべは1個で花柱は2裂,子房は2心皮であるが,それぞれが2室となるので全体は4室となる.このため果実は4分果からなる.前述の香料植物のほか,シソ (紫蘇),チョロギは日本で食用に,サルビア属 Salviaなどは観賞用に栽培される.