ARTEMIS MYTHS 3 WRATH - Greek Mythology
「ディアナ(アルテミス)とアクタイオン」の物語は,昨日取り上げたオウィディウス(メタモルポーセース 変身物語)以外にも,何人かの詩人/歴史家によって記録されています.
偽アポロドーロスによるビブリオテーケー(日本語訳 ギリシャ神話)には,短い記録ながら,オウィディウスにはない内容が記されています.
アクタイオン(アクタイオーン)は,ケイローンに狩りの術を学んでいました.ご存じの通り,ケイローンは半人半馬のケンタウロスですが,クロノスの息子で初めは不死の身であった狩りの名手.ギリシャ神話の英雄の多くが彼の弟子.したがって,アクタイオンは狩人として最高の技を持っていたことになります.
また,前回は余り触れませんでしたが,アクタイオンの生まれも神の血筋に位置します.アクタイオンの母は,ディオニソスの母と姉妹で,祖母はあのハルモニア(アレースとアプロディーテーの娘).また,アクタイオンの父は,なんとアポローンの子.祖父の姉の怒りによって死に追いやられたことになります.
以下,Theoi projectにある英語翻訳版のDeepL翻訳で.
Pseudo-Apollodorus, Bibliotheca 3. 30 (trans. Aldrich) (ギリシャの神話学者 C2nd A.D.) :
ARTEMIS MYTHS 3 WRATH - Greek Mythology
偽アポロドーロス ビブリオテーケー
「アウトノエーとアリステオスの間には息子アクタイオン(アクタイオーン)が生まれた.アクタイオンはケイローンに育てられ,猟師としての訓練を受けたが,後にキタイローンでアルテミスが水浴びをしているのを見たために,自分の犬に食べられてしまった.
女神はその場で彼を鹿に変え,50匹の狩猟犬を狂わせて,そのつもりなく彼を食べてしまったという.
彼がいなくなると,犬たちは大声で吠えながら主人を探し,その途中でケイローンの洞窟にたどり着いた.彼はアクタイオンの像を作り,彼らの悲しみを和らげた.