「この時点でオリンピックを中断し,都内で外出自粛を徹底することを提案します」 京都大学の西浦先生が,ツイッターで悲鳴に近いお願いをしています.このままでは,東京で医療崩壊が起きる=「治療できずに亡くなる方が大幅に増える」+「他の疾病の治療ができなくなる」 ことは確実なのでしょう. 「外出自粛の徹底」しか,手当の方法はない.そのためのメッセージとして「オリンピックの中断」が必要.首相・都知事は「外出規制」を強く訴える必要があります. 

京都大学の西浦先生が,ツイッターで悲鳴に近いお願いをしています.

「この時点でオリンピックを中断し,都内で外出自粛を徹底することを提案します」

 

新型コロナウイルスによる死亡者を,日本が何とか抑制できてきたのは,日本の感染症・公衆衛生の専門家の先生方の力.

私自身にとって特に西浦・押谷両先生はヒーロー.

 

当初の勘違いした報道

( https://yachikusakusaki.hatenablog.com/entry/2020/04/07/012210 )

を根拠に,彼のことを信用しないという方々が時に見受けられますが,西浦先生の予想は概ね当たってきています.

このままでは,東京で医療崩壊が起きる

=「治療できずに亡くなる方が大幅に増える」+「他の疾病の治療ができなくなる」

ことは確実なのでしょう.

「外出自粛の徹底」(=第一波のときのような)しか,手当の方法はない.そのためのメッセージとして「オリンピックの中断」が必要.

少なくとも現時点で,首相・都知事は「外出規制」を強く訴える必要があり,「オリンピックを中断せざるを得ないかもしれない」とのメッセージを出すべきでしょう.

 

 

 ツイッター

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Hiroshi Nishiura

@nishiurah

https://twitter.com/nishiurah/status/1418718988901642247

都内受入病院の状況聴取で悲鳴.

入院調整中の患者が増加して収容能力を超え始めている.今後,呼吸苦があっても自宅療養で待つ者が増加し,自宅で重症化する人が出る.ここから待つと状況悪化を懸念するため,この時点でオリンピックを中断し,都内で外出自粛を徹底することを提案します.

午前8:45 · 2021年7月24日·Twitter Web App

 

 

Hiroshi Nishiuraさんがリツイート 

Mami Tanaka

@mami_tanaka

https://twitter.com/mami_tanaka/status/1418710993387982854

もう一度書きますけれど,昨夜のNHKラジオニュースのトップは「新型コロナウイルスの感染拡大が止まりません」で,五輪関係者に感染が出た場合の受け入れ先になっている東京医科歯科大学病院の中等症病床がすでに満床だと伝えていました.状況は厳しいなんてもんじゃない.

午前8:13 · 2021年7月24日·Twitter Web App

 

 

iroshi Nishiura

@nishiurah

https://twitter.com/nishiurah/status/1418726620144148483

赤とピンクをフォローして下さい.メディアの皆さんは現場に迷惑がかからぬよう,首都圏の入院調整本部の状況を取材・報道して下さい.

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午前9:15 · 2021年7月24日·Twitter Web App

 

 

 

東京オリンピック まもなく開会式 無観客で午後8時から

NHK NEWSWEB

2021年7月23日 18時47分

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210723/k10013155981000.html

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都内の大学病院 変異ウイルス感染で中等症病床が満床状態

東京オリンピックが開幕する中,新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからず,都内の大学病院では,感染力が強い変異ウイルス「デルタ株」に感染する若い世代が急増し,中等症の病床が満床状態になっているということです.

 

東京 文京区の東京医科歯科大学附属病院は,新型コロナの重症と中等症患者の治療にあたっています.この2週間で一気に患者が増え,重症用の病床はまだ受け入れられるものの,20あまりある中等症の病床は満床状態になり,入院を断らざるを得ないケースも出ているということです.

 

病院によりますと,21日時点の入院患者23人のうち18人が50代以下で,50代が6人,40代が6人,30代以下が6人となっています.

 

病院が撮影した映像には,若い男性がウイルスを飛散させない「陰圧装置」が取り付けられた専用の車いすに乗せられて病院に運び込まれる姿が記録されていました.この病院では,患者の30%以上がインドで広がった変異ウイルス「デルタ株」に感染していて,感染力が強いことやまだ分からない部分も多いことから,ほかの患者と病室を分ける対応を取っています.

 

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https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210723/k10013155981000.html


 

東京 文京区の東京医科歯科大学附属病院は,新型コロナの重症と中等症患者の治療にあたっています.この2週間で一気に患者が増え,重症用の病床はまだ受け入れられるものの,20あまりある中等症の病床は満床状態になり,入院を断らざるを得ないケースも出ているということです.

 

病院によりますと,21日時点の入院患者23人のうち18人が50代以下で,50代が6人,40代が6人,30代以下が6人となっています.

 

病院が撮影した映像には,若い男性がウイルスを飛散させない「陰圧装置」が取り付けられた専用の車いすに乗せられて病院に運び込まれる姿が記録されていました.この病院では,患者の30%以上がインドで広がった変異ウイルス「デルタ株」に感染していて,感染力が強いことやまだ分からない部分も多いことから,ほかの患者と病室を分ける対応を取っています.

 

今後,重症患者が増える懸念もあるほか,この病院ではオリンピック選手や大会関係者が感染した際に対応することにもなっていて,大会中に病床がひっ迫し,地域医療に影響が出かねないと危機感を強めています.

 

植木穣病院長補佐は

「中等症病床は完全にひっ迫している.この1週間で患者が倍になり,増え方はこれまでにない早さで,さらに感染が拡大するのか非常に懸念される.これ以上,増えると,一般の救急患者の受け入れ先が決まらないなど,地域医療や救急医療に影響が出てくる.若い人がかからないという考えは捨て,気を引き締めてほしい」

と話しています.

 

東京医科歯科大学附属病院には,50代以下の患者の搬送が相次いでいます.

病院が撮影した映像には,若い男性がウイルスを飛散させない「陰圧装置」が取り付けられた専用の車いすに乗せられて病院に運び込まれる姿が記録されていました.男性は中等症患者として入院しているということです.

 

さらに,重症用の病床では,イギリスで広がった変異ウイルス「アルファ株」に感染した50代の患者の治療が続けられていました.男性は,人工心肺装置=ECMOが装着されていますが,危険な状態だということです.たんの吸引など,患者1人に多くの医療スタッフで対応しなければならない状態になっていました.

 

 

 

競技会場近くの病院 発熱患者急増で診察室満室のケースも

NHK NEWSWEB

2021年7月24日 17時05分 医療

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210724/k10013156971000.html

東京オリンピックは24日から競技が本格的に始まっていますが,新型コロナウイルスに対応する医療現場は厳しい状況が続いています.競技会場近くの病院では発熱患者が急増して診察室が満室になるケースが相次ぎ,救急車で対応する場面もみられるなど,影響が出ています.

 

東京 江戸川区東京臨海病院では救急患者を受け入れとともに,発熱がある人などのPCR検査などを行う「発熱外来」を行っています.

 

高熱があるなど新型コロナの感染が疑われる患者は,気圧を調節しウイルスを飛散させない「陰圧室」で診察していますが,今月になって5つある「陰圧室」が満室になるケースが相次いでいるということです.病院が撮影した映像には「陰圧室」が満室のため,救急車に防護服を着た医師が乗り込み,車内で点滴を行う様子がみられました.

 

この20代の男性は新型コロナに感染して自宅で療養していましたが,体調が悪化し搬送されてきました.入院後,酸素を投与する治療が続けられているということです.

 

25日からは病院の近くにある会場でカヌー・スラロームの競技が始まり,熱中症などで大会関係者が搬送されてくる可能性もあるということです.

 

佐藤秀貴救急科部長は「コロナ疑いの患者が発熱外来に押し寄せている.そこに熱中症脳卒中の患者も搬送されてきたとしても,受け入れる場所がなくなってきている.いわゆる医療崩壊,ふだんなら医療を受けられる方が受けられなくなることを危惧している」と話しています.

 

そのうえで「たくさんの人が会場周辺やブルーインパルスを見ようと集まっていた.以前と比べて慣れてしまっているように感じるので,私たちは患者が増えることを覚悟しないといけないが,人が集まるところに行かないようお願いしたい」と話していました.

 

東京消防庁の電話相談窓口 相談件数1.5倍に

東京消防庁の電話相談窓口「#7119」に寄せられた発熱などの相談件数が今月に入って増加しています.

 

相談件数の7日間平均は1か月前は60件前後でしたが,22日時点では91.1件となり,およそ1.5倍に増えました.すでに第4波のピークの89.9件を上回っています.

 

都の担当者は「感染が拡大していることが相談が増えている背景にある」と話しています.

 

また,都の専門家は今週のモニタリング会議で「今後も感染拡大が続く可能性があり,警戒が必要だ」としています.

 

mainichi.jp

 

news.yahoo.co.jp