都内の医療逼迫 病院院長「五輪どころじゃない」
テレ朝news [2021/07/25 06:43]
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000223600.html
東京オリンピックが開幕しましたが,都内では医療提供体制が逼迫(ひっぱく)し始めています.ANNの取材に応じた病院の院長は「現場は非常に厳しい状況でオリンピックどころではない」と危機感を示しました.
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000223600.html
昭和大学病院・相良博典病院長:「医療現場でもオリンピックを楽しみたいが,なかなか現場では非常に厳しい状況.重症患者も非常に増えている.我々の中ではそれどころではないのが現状です」
東京・品川区にある昭和大学病院では開会式の当日も新型コロナで入院していた50代の女性が重症化し,ICU(集中治療室)に移されました.
先月下旬の病床使用率は2割ほどでしたが,デルタ型など変異ウイルスの影響で,現在,約7割が埋まっています.
都内の入院患者も24日の時点で2638人になり,1カ月前より約1300人増えています.
昭和大学病院・相良博典病院長:「第5波の入り口に入ってきていると思う.これ以上,病床の患者さんが増えてくると我々のところでも(受け入れを)断らざるを得ないという状況下にはなるかなと」
昭和大学病院では入院患者がさらに増えれば「他の病気の手術を制限する必要が出てくる」と危惧しています.
岡部信彦内閣官房参与,生放送で東京五輪は「重症の患者さんが入院できない状況なら…中止も検討しなければいけない」
2021年7月25日 8時59分スポーツ報知 # 社会
内閣官房参与の岡部信彦氏が25日,フジテレビ系「日曜報道 THE PRIME」(日曜・午前7時半)にスタジオ生出演した.
岡部氏は政府の新型コロナウイルス対策分科会メンバーで大会組織委員会で感染症対策にあたる専門家の円卓会議で座長を務める.番組では,岡部氏が今月15日に朝日新聞デジタルで東京五輪について「東京都で入院すべき人が入院できないような状況になったら大会の中止も考えるべきだ」(https://digital.asahi.com/articles/ASP7H4388P7GULBJ00J.html)と発言したことを紹介した.
この発言を岡部氏は
「医療とオリンピックは別の所でやっているわけですけれども,実際に1人でもっていうことじゃないですけど,入院を本当はちゃんと引き受けないといけない.感染症を見る意味で重症の患者さんが引き受けられない状況で同時に並行して(五輪を)やるっていうのは,非常に難しいんじゃないかと思う.
私は人を守るということではそこは優先にしたい.入院できないような状況がたくさん見られる所では大会の中止は視点に入れるべきだと思います.両方のことでやってもいいっていうのと,やってもダメだと,両方を考えるべきオプションとしては当然考えておくべきことだと思う」と述べた.
その判断基準を出演者から問われ「わかりやすさでいえば,大阪のような状況が出てきたならば,中止も検討しないといけないのは私の意見です」と訴えていた.
岩永直子 Naoko Iwanaga
@nonbeepanda
7月25日
https://twitter.com/nonbeepanda/status/1419145879164919808
…岡部先生,6月からずっと同じことを言い続けていますよ.
専門家の中でも特に人の生活や楽しみに配慮する考えを持つ人で,五輪の医学アドバイザーも務めている人.その人ですら,医療が逼迫したら途中でも中止をと言い続けている重みを感じてほしい.