夜の気温は，かなり寒いものの，日中は春の気候．
3月26日からは七十二候の一つ『桜始開（さくらはじめてひらく）』．
2019年3月26日は七十二候の桜始開（さくらはじめてひらく）です。 ｜ お天気.com
我が家の前の桜の老木も，3月24日開花しました！
本格的な春の到来ですね．
夜の空も春の星座に．
（２月午前２時頃，３月午前０時頃，４月午後10時頃，5月午後8時頃見える星座 https://www.study-style.com/seiza/spring.html）
春の星座として，先にかに座を取り上げました．
http://yachikusakusaki.hatenablog.com/entry/2019/02/25/012842
http://yachikusakusaki.hatenablog.com/entry/2019/02/26/011215
http://yachikusakusaki.hatenablog.com/entry/2019/02/27/131237
今日からは，かに座と同じく黄道12星の一つ，しし座にまつわるギリシャ神話を取り上げます．
しし＊（獅子）Leo/ Leo [the Lion] 4月下旬
（星座名 略符/ラテン語学名 [英語名] 位置の目安）
このしし座になった，獅子は，「ネメアーの獅子」とされています．かに座の蟹と同じく，ヘーラクレースに殺された怪物．
しかし，かに座の蟹が，レルネーのヒュドラー（水蛇）に加勢してあっさり踏みつぶされてしまという，やや情けない大ガニなのに対し，ネメアーの獅子は，由緒正しき？怪物．
母はキマイラ：ライオンの頭と山羊の胴体、毒蛇の尻尾を持ち，口からは火炎を吐く．キマイラ - Wikipedia
父はオルトロス：タルタロスとガイアの子，怪物テューポーンがエキドナとの間にもうけた双頭の犬．オルトロス - Wikipedia
そして，兄弟はスピンクス（英語読み: スフィンクス）．
その系図は，下欄のようになります．
先祖は，それぞれ，有名で，神々の系譜としっかり結びついた怪物であることが分かります．
由緒正しくという表現も間違いではないかと思われます．
明日からは，このネメアーの獅子にまつわる神話に加えて，先祖の怪物たちの話にも，できれば触れていきたいと思っています．
（系図については，諸説あります．例えば，ネメアーの獅子の父をテューポーンとする説，偽アポロドーロス「ビブリオテーケー」，もありますが，ヘーシオドス「神統記」に記載がある部分については，これに従いました）
