1軒目「まずは定番!絶品ゆでぐり&くりおこわ
http://yachikusakusaki.hatenablog.com/entry/2018/10/26/002200
「光沢があって大きいっていうのは,一番いい栗ですね」「ホンマや.ある.落ちてるのを拾うんだ!」「痛い痛い---なんてやるよりは,じっと待つんだよ」「一番肝心なところは,剪定(せんてい)って作業」
▽料理1: ゆでぐり「あら,見てごらんよ!ほら!え〜!きれいな色して!」▽料理2: くりおこわ 「おいしい」 「日本人の誇りだね.おこわご飯っていうのは」
「ただね.結局,後継者がいないんですよね」
「あ〜.じゃあ,ここで終わり?」「後は東野さんがやって」
「おれが?俺がですか?大丈夫かな?頂けるんならやるけど,俺.栗農家」
「芸能界首になったら来ますんで,よろしく」「待ってます」
「はい,行きまっせ」「ほうじゃ,行きま〜す」
「芸能界,首になったら来ますんで,よろしく」「待ってます」
「はい,行きまっせ」「ほうじゃ,行きま〜す」
「今回の,くりのテーマになってからの梅沢さん.何か,こう,知識の---」「すごいでしょ?」
「溢れんばかりの知識--」「そうですよ」「誰も聞かないスタッフ」
「こういう知識が大河ドラマに生きるんですよ」「ははっ,栗のくだりとかが?」「はい」
「でも来年,さいごう(西郷)どんでしょ?」「西郷どん,いいじゃないですかか.勝海舟.まあこれ,,俺はずしたら,もう,NHKは大河で視聴率とれないんじゃないの?今の私,出してごらんよ.もう20%超えよ」
「うわ〜.干されて欲しいな.全テレビ局から」(笑い)
ちなみに,大河(2018年)のタイトルは,「西郷(せご)どん」と読むんですよ.
間違ってるようじゃ,オファ〜きませんよ.
https://twitter.com/hidakacity_pr/status/945490395101663232
続いては
▽「定年後にくり農家へ くりづくしの洋風プレート」
迎えたのは栗農家8年目,田中猛さん,妻芳野さん.
「立派な庭ですね」「鳥居もつけて」「素人作りですから」
「お稲荷さんまつってあるんだ」「ホンマや,すごい」
「定年後,栗農家になったって事なんですか?」「いや,その前もね,少し,おやじのをてつだってたんですけど.おやじがやってたんですけど」「おやじが,そもそもやってたと」
「お父さん,何代目ですか?じゃあ」「26代ぐらいは続いている」
「26代!歴史ある農家さんじゃない」「すごいね」
猛さんは,高校を卒業した後,農家を継がずに,市役所に就職しました.若い頃は,農家は自由な時間がないから,継ぎたくなかったんですって.
「ただ,農家はやりたくなかったの.全然.嫌いだから」「農家が嫌い?」
「大嫌い」
「お母さんは?農家?」「私,全然やったことなかったもんで」
「大嫌いと,やったことない人が,今,栗農家やってる.なんんじゃそりゃという」(笑い)
「やっぱしね,定年になってから,何かしようかなって考えたときに,自分,植木好きだったんですよ」「わかります」
「たいした植木じゃないんですけど」「たいした植木じゃないですか」
「植木と栗は,共通するところがあるんですよ」「ほう〜」
「何かっていうと,剪定が」「あ〜,なるほど」
「栗も剪定によって,いい栗になったりするわけです」「あれ,年々剪定していったら,毎年毎年栗が,大きくなったり,美味しくなったりしてきてるんですか?」
「それは,ありますね」「じゃあ,うれしいですよね」「そりゃうれしいですよ」
「剪定,聞きましたよ.だって,太陽沢山浴びたらね,栗がまるまると」「よく知ってますね」
「さっき聞いてきたんですよ.ハハハハ---!」
それでは,妻の芳野さんに栗づくしの洋風プレートを作って頂きましょう.
「今日は,アヒージョ」「アヒージョ!」「アヒージョ.アヒージョ好きですよ」
アヒージョとは,オリーブオイルとニンニクで,魚介類や野菜を煮込むスペイン料理.
それを,栗で,作っちゃいます.
▽料理1: くりときのこのアヒージョ
材料: くり(10個),<マッシュルーム・しいたけ・まいたけ>(各100g),にんにく(2かけ),ローリエ(1枚),ベーコン(3枚),オリーブオイル(100ml),洋風スープのもと(4g),塩・こしょう(適量)
作り方:
(1)くりは30分程度ゆで,皮をむく.
(2)きのこ類は食べやすいサイズにほぐし,にんにくは薄切りに,ベーコンは一口サイズに切る.
(3)鍋ににんにく,ローリエを入れ,加熱し,香りを立たせる.
(4)(3)にきのこ類,ベーコン,くり,オリーブオイル,洋風スープのもと,塩・こしょうを入れ,10分程度,加熱する.
※きのこは何でも合います.
「奥様,以外と洋風料理得意なんですね?」「田舎料理がほとんどですけど」
「いやいやいや,もう,そんんあん,立派ですよ.ご主人は全然手伝ってくれないんですか?」「やりませんねえ」
「やりませんね,この人はね.庭のことばっかりですね」「私ね,食材は作りますから」
「食材は作るから,料理の方は,妻に任せて」
アヒージョができるまで,もう一品.
▽料理2: くりと野菜のチーズ焼き
材料: くり(10個),ナス(1本),ズッキーニ(1/2本),ベーコン(3枚),ブロッコリー(1/3株),ミニトマト(7個),チーズ(50g),オリーブオイル(大さじ1),塩・こしょう(適量)
作り方:
(1)くりは30分程度ゆで,皮をむく.ブロッコリーは下ゆでしておく.
(2)ナス,ズッキーニは1センチの輪切りに,ベーコンは一口サイズに切る.
(3)鍋にオリーブオイルをひき,ナス,ズッキーニ,ベーコンをしんなりするまで炒め,下ゆでしたブロッコリー,ミニトマト,くりを乗せて,フタをして約5分蒸す.
(4)塩・こしょう,チーズを入れてフタをし,チーズが溶けたら完成.
「はいはいはい,見てください」「めちゃめちゃうまそう.いい香り.チーズ」「あ〜いいね」
「うわ〜いい」
「お子さんは,何人ですか?」「二人です」
「二人,男の子?」「いません,もう出ちゃいました」
「じゃあ,26代続いたこの農家---」「どうするんですか?」「おしまい」
「おしまい?,ちょっと,俺,跡継ぎにどうですか?」「あ〜いいですね」
「あんた,向こうももらってるじゃん」「このあたり,全部もらおうかな.思って.年取ったら」
あ---くりのアヒージョもできあがったみたいですよ.
「うわ〜,美味しそう.美味しそう,美味しそう」「アヒージョ」「はいはいはいはい」
「(プレートへの盛り付けを見て)おしゃれだね〜ほれ.見てごらんよ」「完成です」「完成しました」「はい,完成で〜す」「最高」
上記二品にパン,
そしてもう一品,栗のペーストも載っていました.
▽料理3: くりのペースト
材料: くり(200g),砂糖(大さじ2),牛乳(大さじ2),みそ(大さじ1/2)
作り方:
(1)くりは30~40分ゆでて皮をむき,保存袋などに入れてつぶす.
(2)鍋に牛乳,砂糖を入れて溶かし,(1)を入れて練る.
(3)(2)にみそを入れ,好みのかたさに練って,完成.
※砂糖やみそはお好みで調整してください.
まずは,栗のアヒージョから.
「はい,クリ頂きましょう.どうですか?」「うまい.「うん!ニンニクがいい感じで,こう,栗,包んでますよね.香りが.ああいい!オリーブオイルと」
続いては,栗と野菜のチーズ焼き.
「栗とチーズってどうなんだろう?相性」「さあ,栗とチーズ,野菜ね.どうですか?」
「合います」「合いますか?」
「栗とチーズは合います」「何か栗が変わった感じになりますね?」
「より甘い.くり」
栗のペースト.パンにつけて頂きます.
「大正解です.アヒージョもこれも」「ありがとうございます」
「おいしい」「おいしいですか」
「これ,いろんなものに,使えますよね」「そうです.おまんじゅうのあんにして」
「あ〜なるほどなるほど」
「でも,後継者もね,ちょっとホント---」「なんとかしなきゃ」
「だんだんに,農家継ぐ人,少なくなったんですけど.でも,これから定年退職してね,一年に一回か二回剪定するとかね,それくらいで,結構,時間的に余裕があるんですよ.」
「栗は?」「そう」
「いいですね,定年の方でもできる作物ですものね」「でも,もしも最悪,跡継ぎいなかったら,吉本興業の方に電話一本頂いたら.俺この辺全部,ちょっと,おれのもんにしようかなって思って,たくらんでおりますんで」
えらく気に入ったみたいですね.東野さん.
栗づくしの洋風プレート.ごちそうさまでした.