「さあ始まりました.まんぷく農家メシ.
東京都青梅市にやって来ましたけれど---,
今日も雨.
ただ,この番組,非常に雨が多いんで,これは,晴れの部類ですね.番組からすると」
「そうです.こんなのは,雨じゃないですよ」
「ハハハハハハ---.こちらはですね,塩船観音寺というお寺の庭にいるんですけど,ツツジの名所でございます」
「ツツジが,これだけあったらすごいきれいだろうな〜」「だから,5月なんですよ.今は5月じゃないので,どんな感じか分かりませんけど.ちなみに写真があるそうなんです」
「あら.きれい!」「きれいでしょう.きれいやわ」
「こういう時に,俺たちを連れてくるんだよ」「ねえ」「葉っぱの時ばっかり連れてこねえで」「ははははは---」
梅沢さん.今回もタイミングが悪くてごめんなさい.
どうも,乙葉です.
今回は,東京都青梅市のしいたけを頂きます.
https://www.nhk.jp/p/ts/PNVJ4PN13N/episode/te/4NGK9746P3/
https://www2.nhk.or.jp/hensei/program/p.cgi?area=001&date=2020-10-26&ch=10&eid=25914&f=3904
NHK[BSプレミアム]
2020年10月26日(月) 午後7:00~午後7:30(30分)
シンプルだけど,抜群においしい!焼きシイタケに---
とってもおしゃれな,シイタケの洋風レシピ/シイタケパスタ.
食べ応え満点のシイタケ定食も登場します.肉厚でジューシーな,旬のシイタケを頂きます.
今回の舞台は,東京の北西部に位置する青梅市.
御岳山をはじめとする山地に囲まれており,市内の六割以上が森林です.
青梅市 御岳山 - Google 検索 http://www.mt-mitake.gr.jp/mtmitake_access_t.html 青梅市 御岳山 地図 アクセス - Google 検索
森の中は夏でも涼しく,わき水も豊富.シイタケの栽培には,とても適しているそうなんです.
そんな青梅市で頂く農家メシはこちら.
▽完熟シイタケのビックリ洋風アレンジ
▽あの儀式にも!?若手ホープのシイタケ定食
「お〜いいっすね」「ちょうと,どんな料理なのか.そして,なぜ,こちらでシイタケが良く栽培されるのか,詳しく聞きたいと思います.それでは出発しましょう」「はい」
「ツツジ見たかった〜」「ねえ}
さあ,まずは----
”完熟シイタケのビックリ洋風アレンジ”です.
「完熟シイタケってうのは---」「完熟シイタケ!?」「はい」
1軒目の農家さんは,森の中だそうですよ.
「これ,まっすぐ行ったらいいんですか?あ〜,今日は.すみまsねん.お願いします」「どうも〜」
「よろしくお願いします」「お願いします」
迎えたのは,内沼秀男さん(シイタケ農家)
「内沼さん,もう何年ぐらいされてるんですか?」「もう,36年間」「36年!」「キノコ一筋」
「この青梅でキノコっていうのは,どうなんですか?」
「青梅はですね,皆さん来てわかる通り,非常に空気もきれい.温度も山間部で,街中より三度も低いですよ」
ずいぶん涼しいんでですね.シイタケの菌は,暑さに弱いんだそうですよ.
内村さんのシイタケは原木栽培.
コナラなどの木を切った原木に,シイタケの菌を植え付ける方法です.自然に近い状態で育てるため,時間も手間もかかるんですって.
https://tokyogrown.jp/producers/detail?id=600306
その方法,さっそく見せて頂きましょう.
「前にあるの,これ原木でしょ?」「これ,原木です」
「ここに,なんかこの---言うたらシイタケの菌ですか?」「そうですね」
「それを塗るんですか?」「いえいえ,打ちこむんです」
「打ちこむ.というのは?」「あのね,キノコの菌がここにあるんですけど」
「菌,入ってる」「これ,菌入ってるんですよ.実は.入ってますね?」
「ないはい」「これをですね,実はこの機械が圧縮するんです」
「え〜っ」「この,穴めがけて,かちゃっとやると,ほら,入るでしょう?」
https://ameblo.jp/4021a404/entry-12549727653.html
「これでおしまい?」「そう,それを全部やるんですね」
「1つ,梅沢さん.1個ぐらい,ボンボンって,ちょっと打ちこんで」「やってみてください」
「これを---引っ張ってありますね」「うん,引っ張って穴の所へ」
「穴の所ですね」「なかなか難しいでしょ.入りました?」
「入りました」「なるほどね」「お,入りました」
「この一本の木にどれぐらい菌を入れる?」「50カ所ぐらい」
「それで何日後にできるんですか?」「大体ですね,7ヶ月」
「そんなかかるんですか?」「7ヶ月」
原木に開けた穴にシイタケ菌を埋め込む作業を,植菌と言います.植えるつけられたシイタケ菌は,原木の栄養分を吸い取り,半年以上かけて広がっていきます.
菌がしっかり内部に行き渡った状態で,冷たいわき水につけて刺激すると,およそ1週間でシイタケが生えるんだそうです.
それでは,成長したシイタケをみせてもらいましょう.
「ここはね,キノコを発生させる場所.こん中で,皆さん見ていただけるように,こういうふうに大きなキノコが」
「これが,完熟シイタケっていうことでいいんですか?」「傘が大きく広がっているのが完熟シイタケ.皆さん,スーパーでまん丸いの見ますよね」
「ありますあります」「じつはですね,キノコのうま味ってグアニル酸っていうんですよ.そのグアニル酸が実は傘の内部で生成されます.ですから,キノコって傘が開いて完熟なんです」
左がよく見かける,丸いシイタケ.一方,右側の完熟シイタケは,傘が平たく,開ききっています.
https://www.tama5ya.jp/product/1411
シイタケのうま味成分のグアニル酸は,傘が開くにつれて,傘の裏側で増えていきます.だから,できるだけ開いた方が美味しいんです.
でも,完熟シイタケはすぐ傷んでしまうため,あまり流通していないんですって.
そんな貴重な完熟シイタケ.早速収穫させてもらいましょう.
「採り方はですね,軸の根元を持って,左右か上下に振っていただけば,とれます.軸の根元ですね」
「ほ〜,立派」
「果物と一緒で,完熟っていうことは,養分を十分吸ってるっていうこと」
「収穫したやつは,こう(傘を下にして)置くんですか」「そうですね,胞子が出ないように」
「でも,ずっしりします.「すっしり重たいでしょ?」
「ずっしり重たい.へ〜,スーパーで買うシイタケよりも,何か,この傘の部分に,白っぽい毛というか,雪がうっすら積もってるような.これなんですか?」
「これ,リンピっていうんですけど,それは新鮮な証拠ですね.だんだんだんだん,日にちがたつごとに,なくなってしまうんですね」「なるほど」
「原木,さしこんで菌入れて,7ヶ月でできる.収穫する.その次はどうするんですか?」「その次は休ませるんですね」
「どれぐらい?」「一ヶ月」
「じゃあ,この一本の原木で,何回収穫できるんですか」「多くて10回ぐらい.だんだんだんだん,養分が少なくなってくるんで」
「そうでしょうね」「木の養分を食べながら,キノコになりますから」
「考えた昔の人,すごいこと考えましたよね」「ほんとだね」
「すごいですね.作り方.さあ,それでは梅沢さん.美味しい完熟シイタケのお料理,いただきましょう」「いただきましょう.いただきます」「はい」
「さあ,お父さん.シイタケ料理,まずは何を作りましょう?」
「やはり,炭火焼きですね.一番美味しいの」
「炭火焼き,こちらですね.目の前にあります.目の前にこの完熟シイタケ,あります.自分で焼いていいんですか?」「はい」
「わかりました」
まずは,シンプルに焼きシイタケで頂きましょう.
「焼き方はですね,ひだの方から焼いてください」
「マジですか.こっち」「なぜかっていうと,ひだの間に,うま味がありますので,最初にそれを固めてしまうですね」
「なるほど」「きつね色というか,ちょっと黄色みがかったら,トングでひっくり返して,下からあぶってください.ひだの間から,水泡が出てきますから,それがうま味成分」
「水疱が出てきて,ええ感じになったら,おしょうゆを一周でしょ?」「そうですね」
「噂は聞いてます」「まあ,本来の味は,最初はお塩で」
「絶対にうまいですよね.梅沢さん」「うまいでしょ」
「これはうまい」「間違いないと思います」
「原木栽培はね.全生産量の一割」
「一割!」「切ってます」
「原木栽培,ホントはね,皆さんやっていただきたいんですけど」
「ホンマは,ぜいたくですよね.原木栽培のシイタケは---,これは,まだですか?ひっくり返すタイミング」「白い部分,ひだの部分が黄色くなったら裏返してください」
「あ〜これこれこれ」「それで大丈夫です」
「オーケーオーケー.黄色くなったら裏返してください」「私,もうちょっとです」
https://www.nhk.jp/p/ts/PNVJ4PN13N/episode/te/4NGK9746P3/
「お父さんはシイタケは何で食べるのが一番好きなんですか?」「やっぱり,これですけどね.一番好きですね」
「これ,一番好き!」「でもね,やっぱり,パスタとか」
「パスタにも合う!」「アヒージョとか」
「アヒージョ!そんな言葉も覚えちゃって」「いや,娘がね,作ってくれるんで」
「あ〜いい娘さん」「美味しいですよ.うん---,あっ湯気出てます?」
「もう少し---あっ,出てます出てます」「湯気出てれば,もう大丈夫です」
「もういけるんですか?」「(お皿に)移していただいて,お塩か,おしょうゆで食べてください」
「うわ〜,でも塩なんでしょ」「そうですね.味分かるのはね.でもどっちが美味しいかね」
「塩の感じじゃない.ちょっと梅沢さん.まだですか?梅沢さん.もうちょっと?」「はい,私はもうちょっと焼きます」
「もう我慢できへん.芸能界の先輩後輩とか,もう言うてられへんわ.我慢できないです.頂きます」「うん,どうぞどうぞ」
「うん,おいしい!」「うまいでしょ?」
「濃いですし,このぷにゅぷにゅ,くにゅくにゅ感がいいですよね」
「うわ〜」「どうですか?」
「きれいですね」「ありがうございます」
「ホント,きれい.シイタケをきれいって言ったの初めてだな」「どうぞ」
「いただきます.アワビだね」「あ〜なるほど」「山のアワビ」
「これは山のアワビです.最高ですね.いい表現ですね.山のアワビって」
ホントにおいしそうですが--次のテーマはビックリ洋風アレンジでしたよね.