1軒目「まずは定番!絶品ゆでぐり&くりおこわ
▽料理1: ゆでぐり「あら,見てごらんよ!ほら!え〜!きれいな色して!」▽料理2: くりおこわ 「おいしい」 「日本人の誇りだね.おこわご飯っていうのは」
http://yachikusakusaki.hatenablog.com/entry/2018/10/26/002200
2軒目 「定年後にくり農家へ くりづくしの洋風プレート」 ▽くりときのこのアヒージョ 「ニンニクがいい感じで,栗包んでますよね.オリーブオイルと」▽栗と野菜のチーズ焼き.「栗とチーズは合います」▽くりのペースト パンにつけて頂きます.
http://yachikusakusaki.hatenablog.com/entry/2018/10/27/030353
さあ,最期の農家さんへ向かいます.
「あら,珍しい.渋滞や」「これ,相当な渋滞じゃない?」
そろそろ日が暮れてきてますよ.大丈夫ですか?
「こう行って,こう行けば良かったんだよ」「あ〜,なるほど」「これいけるんじゃないかな?いけますか?じゃあ行ってみますか」「ずっ〜と,まっすぐですね」「ここですね」「は〜い,来ました」「お見事」「さすがでしたね」「いや〜すばらしい」
「ナイスカット」「混んでましたね.いや,もう唯一の梅沢さんの今日褒めるべきポイントですよ」(笑い,拍手)
「私はね,だてに67年生きてるわけじゃないんだよ」「はい」「こうなったらああする---。こういうタレントが大河ドラマに必要なのよ」
出たいんですね.ホントに.
迎えたのは栗農家30年目の梅沢三子さん.長男の祥隆(よしたか)さん妻香織さん,孫茜ちゃん.
息子さんは現在後を継ぐため,修行中だそうです.
「ビックリぽろたんのアイデアおやつ.その“ぽろたん”っていうのがよくわかんないんですよ」
「はい,ちょっと待っててください」
「これです」「これがぽろたん?」「でも分かんないね」
「分かんない.どういうことですか?説明してください」
「これね,ちょっと加熱すると,渋皮がきれいにとれちゃうっていう栗なんです」
「ポロッととれるんだ」
(※ぽろたんとは日本で開発されたくりで,熱を加えると鬼皮と渋皮がぽろっときれいにとれる性質を持っています.
http://yachikusakusaki.hatenablog.com/entry/2018/10/22/001345 https://www.naro.affrc.go.jp/publicity_report/publication/files/porotan.pdf)
https://www.naro.affrc.go.jp/publicity_report/publication/files/porotan.pdf
「熱をかければ,きれいに鬼皮の方に渋がくっついちゃって」「鬼皮って,この表面のやつに,渋の---裏のやつが全部くっつく」
「はい」「いい栗だね.じゃあ,従来の栗と違って,新しい栗なんですね.新種の」
「そうです」
「何を作ってくれるんですか?」「揚げ栗を.このまま揚げちゃうんですけど」
「栗を揚げる?」「はい」
「食べたことないわ.揚げ栗」「揚げ栗?へ〜,はじめてだな〜」
まずは栗が破裂しないようにぐるっと切れ目を入れます.
油が高温だと焦げてしまうので,常温から揚げます.
ぽろたんと国見を比べて見せてくれました.
▽料理1: ぽろたんの揚げぐり
材料: ぽろたん(好みの量),サラダ油(適量),塩(適量)
作り方:
(1)ぽろたんに包丁でグルッと半周,切れ目を入れる.
(2)常温のサラダ油にぽろたんを入れ,10分程度揚げる.楊枝がスッとさされば,完成.
(3)塩をお好みでまぶす.
※鬼皮・渋皮がぽろっとむけるのは「ぽろたん」という品種のみです.
※切れ目を入れずに加熱すると,くりが破裂するのでご注意ください.
「もう昔からつきあってたんですか?」「「まあ---」
「まだできないですけど,こっちのぽろたんは,口が開いてきました」
「ちょっと,お母さん,すみません」
「歩いて2分」「歩いて2分?えっ」
「ずいぶん近いとこに手出したじゃないの」
「何歳からつきあいだしたんですか?」「でも,仲良くなったのは,高校卒業した頃ですね.共通の知人に紹介してもらって」
「おかあさん,ビックリしてるでしょ.息子が近所から,お嫁さんが近所の人やって」「でも,まあ,知ってましたけどね」
「それ,そうですけど.そうですけど,初見で,聞いたときには,『えっつきあってんの?あの子と』,みたいなビックリはあったでしょ?」「そうですね,はい.ビックリでした」
「まるで,棒読みじゃないですか」(笑い)
お母さん,それどころじゃないですよね.すみません.
さあ,皮はどうなっているんでしょうか?もうあいてきてるんじゃないでしょうか?
「あ〜.きたきたきたきた.ちょっと.あ〜ええ色や」
こちらはぽろたん.皮がぱっくり開いてますね.
一方のぽろたんじゃない栗は---?
「あれ,開いてるね」「あいてますよ」
「開いちゃいけなかった?」「開いちゃいけなかった」
「全部,ぽろたんだった?」「えっ,そんな間違いあります?」
「ぽろたん,ぽろたん?」「何のために二つやってるんだろう」(笑い)
お母さん,おっちょこちょいですね.ぽろたんを混ぜちゃったみたいです.
ほんとうは,ぽろたん以外は栗を揚げると,こんなふうに皮が開かないんです.
「わ〜,何かいいおやつですね」「このくりおやつ,贅沢じゃない?ね!」「贅沢ですよ」
「ちょっと,塩かけるととね,また,甘みが---」「甘みが出ます?ぽろたんの揚げ栗,完成で〜す」
加熱したぽろたんは,その名の通り,ぽろっときれいに皮がむけちゃうんです.これは,楽ちんですね.
「梅沢さん,ちょっと,箸ありますから.熱いですけど,ちょっとね」
「手でいった方が,いいですよ---.熱つ,熱つ,熱つ,熱つ---」(笑い)
「熱いですよね.熱つ---,いけたいけた」「あっ,上手.どうぞ先輩」
「うまい!」「おいしい」
「ありがとうございます」
「ほくほくする感じ.甘みがより増してるし,サツマイモの何かそういう感じもするし」「そうですね」
「国見の方の味,味比べは,今回中止です」(笑い)「だってこれぽろたんですもんね,絶対に」
「この辺が,違うんですけども,むけないんですよね」「国見,ほんまや,むけない,これ.ほら.渋皮ついてます」
「ちょっと,できへんけど,でも,このぽろたんは,ぽろたんすごい.ホンマ.ぽろたん,すごい」
さらにぽろたんであいであおやつをもう一品.
「ちょっと,簡単にね.いつもの蒸しパンみたいなの作ってたんですけど.そこにちょっと,栗を入れて作ったらどうかなと思って」「蒸しパンに栗を!」
▽料理2: ぽろたんの蒸しパン (8個分)
材料: ぽろたん(8個),ホットケーキミックス(2カップ),卵(2個),牛乳(60ml)
作り方:
(1)ぽろたんに切り込みを入れ,3分ゆで,皮をむく.
※レンジ500Wで3分~4分の加熱でもOK
(2)ホットケーキミックス,卵,牛乳を混ぜ,生地をつくる.
(3)カップの1/3に(2)の生地を入れ,(1)のぽろたんを乗せる.
(4)シリコンスチーマーに(3)を入れ,レンジ500Wで4分ほど加熱する.
※シリコンスチーマーの代わりに,耐熱皿に(3)のカップを乗せ,ふんわりとラップでもできます.
「パンダって主食は笹でしょ?昔は違うんですよ.パンだ.へへ」「大丈夫ですか?『うめざわ』.同じ名前で,俺,心配になってきた」
「あ〜,おいしいわ.これ」
「蒸しパンに栗っていう,アイデアですよね」
「飛んでも8分,歩いて16分ですよ」(笑い)
「どうし---どうしたんですか?」
調子いいですね.
皮がポロッとむけるぽろたんのアイデアおやつ.ごちそうさまでした.
*(日高市からのぽろたんの出荷は今年はもう終了したようです.今年は10月9日から販売が開始されていました.来年は?)
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