一昨日訪ねた大船フラワーセンター.
冬の植物たちが,晴れた空の下で輝いて見えました.
コウヨウザン(広葉杉)は中国南部や台湾を原産地とする常緑針葉樹.ヒノキ科ですがスギ属ではなくコウヨウザン属.
植物園の一角にサルスベリの様々な品種を集めた場所があります.
ほとんど気づきませんでした.夏に来たことがないことも一因でしょう.花を見たことがないので.今年は8月に来て見ましょう.
サザンカは所々に植えられています.
クスノキはかなり大きくなってきていますが,まだ,大木というほどではありません.この並んで植えられているクスがどの様な姿になっていくのか---
冬空を詠んだ短歌2
(古今短歌歳時記より)
冬空の青のふかきに音たえし昼にて椎の梢がそよぐ 佐藤佐太郎 冬木
星みつる冬の夜のそら饗宴のごとくありけり厠の間(あひ)に 宮柊二 多く夜の歌
かなしめるわれのこころは冬ぞらの欅のうれのいづこを行かむ 河野愛子 鳥眉
冬空は胸に灼(や)きつけりわれもまた過ぎし戦ひの兵士の一人 玉城徹 馬の首
冬空の緊(しま)れる藍をみだしつつひるすぎの陽(ひ)はうづ巻きにけり 岡井隆 αの星
胃の薬のみて出づれば冬空をはたたきわかるヘリコプターの音 高野公彦 汽水の光
冬に入る空ひびわれて薄ら日の漆黒の貨車すべもなく来ぬ 佐藤通雅 水の涯
北風は寒きかげりを帯びながらいざなふごとしわれと一羽を 大辻隆弘 水廊