えんどう(豌豆)3 イタリアとフランスのエンドウ豆料理. イタリア,フランスのエンドウ豆料理を調べてみると,ほとんどが,生のグリーンピースの料理でした.ヨーロッパ全体に生のエンドウ豆が広まったのは17世紀,フランスに急速に広まった以降とのこと. 'Italian & peas & recipe'で検索するとほとんどが,Itarian Peaという料理でした.'French & peas & recipe'で検索すると見た目はイタリアと似ていましたが,バターを使うなど味は異なると思われる料理がみつかります.

昨日は,イギリスのエンドウ豆料理の一部を紹介しました.今日は:

 

イタリアとフランスのエンドウ豆料理.

現在のイタリア,フランスのエンドウ豆料理を調べてみると,ほとんどが,生のグリーンピース(冷凍を含め)の料理でした.

 

エンドウはヨーロッパで最も古くから食べられていた豆の一つで,ギリシャやローマでは,劇場の休憩時間にゆでたエンドウ豆を軽食として出していたとも言われています.https://www.theprogress.com/life/fascinating-history-behind-peas

ヨーロッパ全体に生のエンドウ豆が広まったのは,17世紀,フランスに急速に広まった以降とのこと.

https://www.madaboutmacarons.com/blog/peas-petits-pois/

それまでは乾燥した豆が主に食べられ,飢饉を抑える主食として貴重なものとされていたようです.

https://en.wikipedia.org/wiki/Pea

 

フランスに生のエンドウ豆をもたらしたのは,フランス王アンリ2世の妻であるイタリアのカトリーヌ・ディ・メディチといわれています.16世紀のフランスにエンドウ豆(フォークやアーティチョークなど他のイノベーションも含む)を導入し,すぐに食の流行となったとか.

https://foodprint.org/real-food/peas/

 ルイ14世はエンドウ豆をこよなく愛し、植物学者のラ・カンティニーにヴェルサイユ宮殿のポタジェ・デュ・ロワでエンドウ豆を栽培するように命じたとのこと.

 また,ルイ16世時代のフランスでは、陸軍大臣サンジェルマン伯爵がポワシー(パリ西部のイヴリーヌ県)の新鮮なエンドウ豆を愛用していたため、フランスの「サンジェルマン」と呼ばれるレシピには新鮮なエンドウ豆が使われています.

https://www.madaboutmacarons.com/blog/peas-petits-pois/

 

イタリア

'Italian & peas & recipe'で検索すると--

Italian  peas recipe

ほとんどが,Itarian Peaという料理でした.検索のワード選択のせいかもしれませんが---

作り方の一例は次の通り.とてもシンプルな料理ですね.

https://www.allrecipes.com/recipe/90209/italian-peas/

(DeepL翻訳)

原材料名

オリーブオイル 大さじ2,玉ねぎ(みじん切り)1個、 ニンニク(みじん切り)2片, グリーンピース(冷凍)16オンス, チキンブイヨン 大さじ1, 塩・挽き黒胡椒 適量.

ディレクション

1. すべての材料を集める。

2. スキレットにオリーブオイルを入れ、中火で熱する。玉ねぎを炒め、柔らかくなるまで約5分加熱する。ニンニクを入れ、1分ほど加熱する。

3. 冷凍エンドウ豆を加え、ブイヨンを加えて混ぜる。塩・コショウで味を調える。蓋をして、豆が柔らかくなるまで5分ほど煮る。

 

伝統的なイタリアのエンドウ豆料理としては,Risi e Bisi(Rice and Pea)という料理があるそうで,とても美味しそうに見えました.

https://www.lacucinaitaliana.com/italian-food/italian-dishes/risi-e-bisi-rice-and-peas-history-and-recipe?refresh_ce=

「この料理のベースはいつも同じ材料,米と豆とベーコン.リゾットとクリームスープの中間のような,ほっこりするような食感が特徴」とのこと.

写真は,ベーコンをエビに変えたシーフードバージョン.

材料

生のピンクエビ200g,アクエレッロ(Acquerello)ライス 200g,柔らかいエンドウ豆 200g,塩...適量,
ホワイトペッパー 適量,辛口でコクのある白ワイン...適量,魚のだし汁レモン風味のオリーブオイル,ライム2個

方法

温めた鍋に米を入れる。香りが立つまでかき混ぜる。ワインと魚の煮汁を加え、蓋をする。弱火で煮込む。その間に、エンドウ豆の3/4量を魚のだし汁と混ぜ合わせる。炊飯の終盤に、エンドウ豆とエンドウ豆のクリームを加える。炊きあがったら、味見をして塩・コショウを調整する。その後、スープ皿に盛り付ける。塩とレモン入りのオリーブオイルで味付けしたエビをのせる。ライムの皮をたっぷりとすりおろし、盛り付ける。

 

フランス

'French & peas & recipe'で検索すると---

French peas recipe

この検索結果も,同じようなレシピが並んでしまいました.こちらも,検索語の設定によるのかもしれませんが---

レシピの一例を挙げておきます.イタリアと違ってバターを使っているのがフランス的かと思わされました.

 

Petits pois a la francaise - French peas

https://www.carolinescooking.com/petits-pois-a-la-francaise-french-peas/

原材料名
スモークベーコン(ラードン)1.5オンス
玉ねぎ(スプリングオニオンまたはパールオニオン)4個
バター 大さじ1/2
鞘をむいたグリーンピース 3/4カップ
チキンブイヨンまたは水 大さじ2
塩 ⅛ 小さじ1
こしょう ⅛ 小さじ1
砂糖 ⅛小さじ1
レタスの葉2枚、または大きさによって少し少なめ/多めにする

 

方法
ベーコンは切っていない場合は、比較的薄くスライスしておく。スプリングオニオンは外皮をむいて、先を切りそろえる。白と薄緑の部分はスライスにする。パールオニオンを使う場合は、皮をむいて大きさに合わせて半分か4分の1にカットする。
蓋つきの小さな鍋にバターを入れ、中火で温める。ベーコンを加え、定期的にかき混ぜながら2~3分ほど焼く(焼き色はつけない)。玉ねぎを加え、さらに1分ほど加熱して玉ねぎを軽くしんなりさせる。
グリーンピースとブイヨンを加え、フライパンの蓋をして火を弱める(煮込む)。そのまま10~15分ほど煮込み、煮汁を吸収させ、グリーンピースに火を通す。煮汁がすぐになくなるようであれば、少し足してください。
グリーンピースに火が通ったら、塩、コショウ、砂糖を加え、混ぜ合わせる。レタスの葉をちぎってグリーンピースの上にのせ、再びフタをしてさらに1分加熱する。
混ぜ合わせたら出来上がりです。