かつては,最もよく食べられていたミカン.
しかし,最近の需要の落ち込みは大きく,2000年を過ぎると消費量トップの座をバナナに譲り,以来,かっての勢いを取り戻すことはありません,
http://www.maff.go.jp/j/wpaper/w_maff/h22/pdf/z_2_2_2_3.pdf
特に温州ミカンの落ち込みは顕著で,イヨカン,ハッサクなどの“中晩柑”も減少.
(中晩柑:1月から5月ごろに収穫される、温州みかん以外の柑橘)
http://www.maff.go.jp/j/kanbo/tpp/block/pdf/engei11.pdf
新しい“みかん”(かんきつ)
しかし,“中晩柑”の中には,増加している品種もあります.
現在は,いよかん,ナツミカン,はっさくを押さえ,生産量は“中晩柑”トップ.
特産果樹生産動態等調査 確報 平成27年産特産果樹生産動態等調査 年次 2015年 | ファイルから探す | 統計データを探す | 政府統計の総合窓口
どのような品種か?
農研機構のサイトから:
不知火(しらぬひ)
果樹研究所:一押し旬の話題:カンキツ「不知火(しらぬひ)」「紅まどか」 | 農研機構
「不知火(しらぬひ)」と言っても,知らない方もおられるかもしれませんが,デコポンの愛称は,ほとんどの人がご存じのことと思います.
このカンキツ「不知火」は,1972年に「清見」にポンカンを交配して作ったのですが,当時としては品質は抜群なのですが,外観が悪いことから,品種登録はされていません.
ご存じのように,果実にデコがあるのが特徴です.果皮はやや粗いのですが,皮はむきやすく,果肉は橙色で柔軟多汁,じょうのう膜はやや薄く,食べやすいです.糖度は14~16度で,酸は1.0~1.2%と食味良好です.
ポンカンは古くからある品種ですから知っていますが,「清見」?
果樹研究所:一押し旬の話題:かんきつ類「清見」 | 農研機構
「清見」は我が国で初めて作った温州みかんとオレン ジの雑種です.正式には『タンゴール』と言う名前のカンキツ類です.
種のない温州みかんから,新しい品種を作ることは大変難しく,海外でもこの様な品種は珍しいのです.
温州みかんの様に果汁たっぷりで,オレンジの様においしくて良い香りがします.
育成する時には,もう少し皮がむきやすいものを狙っていたのですが,少しむきにくいですね.
しかし,「清見」の子供たちの「不知火(デコポン)」「はるみ」などは皮もむきやすくなり,香りも良く,果汁たっぷりです.
かんきつ全体の生産・消費は落ち込むのを手をこまねいて眺めてきたわけではないんですね.
付録
▽温州ミカン生産都道府県ランキング.
▽温州ミカン品種別栽培面積ランキング