さあ始まりました.
クールジャパン.
今回も引き続きあれですね.
12年間に出たnot coolを徹底検証します.
では行きましょう.
あのNOT COOLは今? Part2 | NHK | cool japan 発掘!かっこいいニッポン
あのnot cool は今.徹底検証スペシャル.
司会: 鴻上尚史,リサ・ステッグマイヤー
まずは流行編です.
今から11年前,「秋葉原」の回では,
コスプレやフィギュアなどのオタク文化を取材.
「あれがまずクールだと思うか,ノットクールだと思うか?」
当時フィギュアをクールと言ったのはたった一人(ノットクール七人).
ヘザー(アメリカ)「何か悲しい」
レンレン(シンガポール)「なぜあんな少女像を作るの?芸術性もなくただのマネキン.すごく変だわ」
「あっ.マリリア.アキバ系の彼氏を持っているのに」
マリリア(ブラジル)「私の彼もフィギュア持ってるけど,何が楽しいのか理解不能よ.眺めてるだけで時間の無駄よ.リアルを追求すべきで現実逃避ね」
ヘザー(アメリカ)「でも,ハロウィン的なコスプレはクールよ」
「えっ.何でフィギュアが駄目でコスプレは---何で?」
スティーブン(カナダ)「フィギュアは内向的なんだよ.胸とかスカートとか見てニヤニヤするだけでしょ?でも,コスプレは違って自分をアピールする方法だし,外向的な趣味だよ.超クールだよ」
「分かんねえな」
「服」の回では,当時若い女性達に人気だったファッションを紹介.
そのスタイルを見て,外国人が---
「これ自分たちの国で絶対にはやらないっていうファッションあります?」
ミン(フランス)「ミニスカートは危険でダメだろうね.短すぎるよ」
マリリア(ブラジル)「その通り.ブラジルでは胸元を出すのはいいけど,太ももまで出すのはダメ.日本と逆なのよ」
「なぜ?ここはオッケーでこっちがノーなの?」
マリリア(ブラジル)「太ももは危ないからよ」
「ここだって危ないじゃないか」
マリリア(ブラジル)「足は誰にも見せちゃダメなの」
欧米の女性達にとって,胸はオーケーでも,太ももはダメ.うーん.鴻上尚志なっとくできず.
2010年.草食男子がブームに.
女性に優しく,ガツガツしない日本男子を見た外国人達は---
アナト(イスラエル)「退屈な男達.全然セクシーじゃないし,退屈よ.日本のサムライはどこへ行ったの?」
「もう,サムライはいないんだよ」
アンナ(ウクライナ)「日本人男性はサムライみたいに強いと思ったわ」
ラケル(スペイン)「興味ないわ」
「前身から興味ないって感じだね」
ラケル(スペイン)「私とは合わないわ」
「さあ,男達は?」
フラビオ(イタリア)「草食男子はクールじゃないね.ソフトすぎて弱々しい」
ザレ(ブラジル)「ブラジルでは肉食じゃないと生き残れない.日本で草食系が多いのは生き残れる環境だからさ」
外国人は女性にどんなアプローチをするのかみせてもらうことに.
旅行者をナンパする場合.イタリアのフラビオさんどうぞ.
フラビオ(イタリア)「ハーイ」リサ「ハーイ」
フラビオ(イタリア)「お茶をしながら本を読んでたね.この辺に住んでるんだけど,良かったら案内しようか?ガイドブックに載ってない美しい場所があるんだ」「オーケーオーケー,連れてってくれる?」
フラビオ(イタリア)「もちろんさ.君のために僕はいるんだよ」
リサ「ちょっと慣れてないから何か汗かいてきた」
フラビオ(イタリア)「もし,予定がなかったらだけど,君の邪魔をしたくないからね」
リサ「わかった.連れてって」「オーケー?」「もちろん」
リサ「すごい,距離が近いんですよ」
鴻上「近いし,なおかつ,空間というか,沈黙を作らないね」
リサ「そう.ちょっとこれ,日本人の男性,負けちゃう」
リサさん.思わず胸キュン.
「というわけで,このノットクールはたくさんあるわけですが,いかがですか?中村さん」
中村「12年ですからね.小学1年生がもう大学生ですからね」「おお,そういう事ですか」
中村「日本の政府が,クールジャパンなんて言い出すうんと前からやってきた,元祖ですから.だから,たくさんノットクールって言うのもありましたけど,今,もう一回見直してみたら,いろいろ見方も変わってきてるのがあるんじゃないですかね」
「さあ,まずこちらからまいりましょう」
草食男子は気持ち悪い.
Noncompetitive men are unattractive.
「そう思うわ」「100%そうだね」
「あの,何か,日本でですね,いろんな記事を見ていると,海外もそういう傾向になりつつあるとかいうふうにいうニュースがあったりしたんですけど.それはどうですかね?うそ?日本人だけの願望?どう?」
ユラ(ロシア)「日本人にとって,都合のいい記事だね」「なるほど」
イングマー(オランダ)「そう願ってるんだろね」「なるほどね」
カイリン(中国)「僕は草食男子だからね.僕は草食男子だって言うことに誇りを持っているよ」(笑いと拍手)
「ちょっと待て待て.君のパーソナルな話じゃなくて,中国でも,そういう草食系の男子ははやってきているのかい?」
カイリン(中国)「もちろんだよ」
「なぜ?」
カイリン(中国)「多分,日本のアニメやサブカルチャーが中国に広がってるからだと思うよ」
「なるほど.中国でもそういうふうに訳すの?『草食男子』っつって?」
カイリン(中国)「そうだよ.漢字も同じなんだ」
「ああ〜」「え〜」
「何か,『草食男子』そんなドヤ顔で言われてもなあ」
「ものすごいプライド オブ セイング 草食男子だね」
「オーケーわかった.中国みたいに草食男子が増えている国は他にありますか?」
ヘザー(アメリカ 初出場2007年)「アメリカは増えているとは言い切れないわ.でも,社会的に性別に関する概念が変わってきているから,日本ほどではないけれど,いるかもしれないわ」「なるほどね」
「じゃあ,なんで日本には草食系男子が多いんでしょうか?」
エミリー(オーストラリア)「長時間働いているし,趣味で忙しいから,女性とデートしたり,贈り物をしたりするのが面倒なんだわ」
アナト(イスラエル 初出場2006年)「日本はカワイイ文化があるでしょう.その影響かもしれないわ.それが,女性だけじゃなく,男性にも広がっているのよ」
「それは,アナトはどう思うの?そういう人たちを」
アナト(イスラエル)「こう思うわ.サムライはどこに行ってしまったの?魅力的じゃないわね」
イングマー(オランダ 初出場2006年)「日本にいたとき,男性が女性っぽく見えたんだ.それがいいのか,悪いのかわからないけど,オランダの女性は戦士が好きなんだ.だから,日本の男性はオランダではモテないだろうね」
ユラ(ロシア)「全員ではないけど,女性を誘いたいと思っているんだ.でも,日本の男性は,スキルや自信がないんだよ.多くの友達が『君みたいになれたらいいな』とか,『君みたいに女性に話しかけたいよ』と言ってくるんだ」
「オーケーオーケー.ユラとかフラビオは,一応女の人とか見たら,口説くのが礼儀だと思ってるわけ?」
ヘザー(アメリカ)「それは礼儀よ」
ユラ(ロシア)「女性だってうれしいと思うよ.男性の注目を浴びるのは」
「じゃあこれは聞いてみますか」
「草食男子はクールですか?ノットクールですか?」
「なんで,サンドリン?ホワイ」(カイリンとサンドリンがcoolの札)
サンドリン(フランス)「草食男子は,料理してくれたり掃除してくれるからいいわ.女性的側面を持つ事はいいと思うの」
ユラ(ロシア)「女性に興味のない男性でもいいの?」
サンドリン(フランス)「どちらかと言えば支持するという事よ」
エミリー(オーストラリア)「オーストラリア人は積極的なの.私は日本人の恋人がほしいけれど,みんなシャイで誘ってくれないのよ」
海外の女性はアグレッシブな男性が好き.草食男子はいまだにノットクール.