貝の王様ホタテガイ.
味はもちろん一級品.そして,日本の数少ない輸出食品の中で断然トップ.
https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&layout=datalist&lid=000001179404
NHK食材探検おかわりニッポンで取りあげていました.
「殻ごと焼いて食べるのも良し,寒い夜には,心もほっこり温めるシチューにも良し.貝柱を入れればゴージャスになります」
北海道が一大産地.日本の2/3を生産しています.
養殖が始まったのは50年ほど前だというのに.
貝の割に中身が大きい噴火湾の取れたてホタテを生でいただき,
「わ〜,ぜいたく.うわ〜,おいしい.すごい.プリプリ!.かめばかむほど甘くて,あと,コクもありますね」
「醬油も何もいらない.味がすごくしっかりしているので」
次は,漁師さん達が一番よく食べる食べ方として紹介された“焼きホタテ”.
▽焼き方
はじめ,平らな茶色の貝殻を下にして焼く.
貝が開いたら,ひっくり返して,膨らんだ白い方の貝殻を下にして更に焼く.
⇒うま味の汁が皿状の貝殻にたまって,美味しく頂ける
取れたては味付けせず海水の塩分だけで食べるのが醍醐味.
「最高!塩っ気も良いですね.甘みがもっと増す」
「冬のホタテは,タマゴももっていて.春先の産卵に供えて,栄養をためているので全部味わい尽くせます」と漁師の松井勝利さん.
そのあと,浜のお母さん方が出荷されない小さなホタテを使った料理を用意してていました.
「ベビーホタテの味噌汁」
「ベビーホタテの酢味噌和え」
更に,地元漁協組合女性部の方々が振る舞ってくれた料理は:
「ほた耳ザンキ」(貝ひものから揚げ)
「ほたてごはん」(地元で最も広く振る舞われているホタテ料理の一つ)
どれも美味しい事は間違いない.でも地元ならではの料理---.こちらではホタテは高価なので---
高価といえば,中国料理に用いられる干し貝柱も.
番組では,中国料理の孫成順さんが,この干し貝柱を使った料理を紹介してくれました.
孫さん曰く
「ホタテのうまみがあれば,なんでも,美味しい中国料理つくれます.やっぱりうま味ですね.ホタテのうま味は最高です.
中国では,ずっと昔からホタテを使っています」
実は中国はホタテの生産量世界一(ただし,日本のホタテとは別種のアメリカイタヤガイまたはアメリカホタテガイArgopecten irradiansとのことですが http://www.fish-jfrca.jp/02/pdf/pamphlet/067.pdf)
孫さん「普通のホタテよりは,もっとうま味が強い.ただ,うまく戻さないと味が出て来ない」
「三倍ぐらいの水を入れ,そのまま置いとくの.水入れ過ぎるとうま味が薄くなっちゃう」
一晩置くと,ホタテが水を吸って大きくなり,戻し汁はほんのり黄金色に.
ここにショウガと長ネギを入れて,ゆっくり15分ほど蒸す.うま味が更に引き出される.
汁にとろみをつけて,ふわりと蒸し上げた卵白にからめていただきます.
今回のレシピ - 食材探検 おかわり!にっぽん - NHK バックナンバー - 食材探検 おかわり!にっぽん - NHK
「すごいきれい.う〜ん.おいしい.うま味もぎっしりですし,ずっとこの口の中に残しておきたい.全部この中に入ってるっていう事ですね」
宮廷の味は格別.
続いて孫さん.おつまみの貝柱を使った料理も紹介してくれました.おつまみ貝柱も高価ですが,こちらは私でもトライできそう.
https://item.rakuten.co.jp/kissui/rb00616/
今回のレシピ - 食材探検 おかわり!にっぽん - NHK バックナンバー - 食材探検 おかわり!にっぽん - NHK
千切り大根の戻し汁麺
<材料>(2人分)
おつまみほたて(16個)、水(おつまみほたての3倍の重さ)、大根(1/4本)、中華麺(1玉)、ねぎ(1
片)、しょうが(1片)、紹興酒(適量)
<作り方>
(1)おつまみほたての重さの3倍の重さの水に、おつまみほたてを入れて一晩つけておく。
(2)(1)にしょうが、ねぎを入れ、15分ほど蒸す。
(3)大根を千切りにする。
(4)千切りの大根、中華麺は2分下ゆでをしておく。
(5)おつまみほたての戻し汁に紹興酒、下ゆでしておいた大根と麺を入れ、一煮立ちさせる。
(6)仕上げに戻したおつまみほたてを入れて、完成
付録
1. 泳ぐホタテガイ.
泳ぐホタテガイ - The scallop which swims