よく晴れた,暑い1日.真夏日だったとのこと.
昼すぎの西の空.秋の浮雲と呼ぶのかもしれませんが,真夏の雲といえなくもないような気がします.
全国的に真夏日が続出の1日だったようです.
10月の真夏日は東京は三年ぶりで,仙台では統計開始後はじめてとのこと.
https://tenki.jp/forecaster/domoto_yukiyo/2024/10/02/30808.html
来週の半ば以降,ようやく夏を脱出できそうですね.
https://tenki.jp/forecaster/domoto_yukiyo/2024/10/02/30808.html
そんな1日でしたが,それでも,夕方近くなって見た雲は,なんとなく秋らしくなっていたように思います.
秋の雲:すじ雲に少しだけ近づいている?
https://sorakura.jp/20221005201-2/
でも,まだまだ秋の雲とは言い切れません.
去年は9月の内にうろこ雲が見えたのに.
https://yachikusakusaki.hatenablog.com/entry/2023/09/28/203214
https://sorakura.jp/20221005201-2/
(うろこ雲は,さらに細分化して呼ばれる場合もあります)
水産庁フェイスブック https://www.facebook.com/suisanjapan.jfa/posts/1557013094635591/
秋の雲を詠んだ短歌
(古今短歌歳時記より)
朝の日に色づく山の白雲の思ひ過ぐべき君にあらなくに 厚美王 万葉集巻四,六六八
白雲に羽うちかはし飛ぶ雁の数さへ見ゆる秋の夜の月 よみ人しらず 古今集
月のゆくはれまの空はみどりにてむらむらしろき秋のうきくも 藤原家隆 壬二集
秋風にみだるる雲の絶間よりほのかに出づる月のさやけさ 水戸光圀 常山詠草
村雲をつなげる糸とみるばかり細くかかれる三日月の影 小沢蘆庵 六帖詠草
ゆく秋の大和の国の薬師寺の塔の上なる一ひらの雲 佐佐木信綱 新月
水に沈む秋ひとひらの黄色雲音なき寺の庭の真昼日 太田水穂 山上湖上
もみぢ斑(ふ)の山の真洞(まほら)に雲おり来雲はをとめの領布(ひれ)濡らし来も 斎藤茂吉 赤光
鱗雲鉄塔の上にひろがれり滑車一つが音立つるのみ 近藤芳美 早春歌
人ゆきて多く帰らず鰯雲ながれてやまぬ東支那海 岡野弘彦 飛天
すぐ軋む木のわがベッドあおむけに記憶を生かす鰯雲あり 寺山修司 空には本
目瞑ればまなうら寒くこがしつつ鯖雲ながるるふるさとなりき 河野裕子 森のやうに獣のやうに