美味しそうなメカジキが鮮魚店に並んでいたので,今晩はメカジキのムニエルとしました.ガーリックを効かせた栗原はるみさんのレシピ(https://www.kyounoryouri.jp/recipe/554_かじきのムニエル.html おすすめです)で.
関西在住の頃は,あまり見かけなかったメカジキですが,関東に帰ってきてからは近くのスーパーでも鮮魚店でも,とてもよく見かけます.
それほど漁獲量が多い魚ではないのですが---
現在は5500トン/年ほど.かつては2万トン程度の水揚げがあったとのこと.主に台湾からの輸入によって,消費が支えられているようです.https://jp.gdfreak.com/public/detail/jp010090001210160nf9/2
関東地方でよく見かけるのは漁獲量日本一の気仙沼が近いせいかもしれません.https://suisansinkou-kawaraban.amebaownd.com/posts/33582211/
https://www.maff.go.jp/j/tokei/kouhyou/kaimen_gyosei/
メカジキは,ご存じの通り,長い「吻」が特徴.
人間の場合は「くちびる(=唇)」と読みますが,他の脊椎動物では「ふん」とよんで,簡単に言えば上顎,正式には「脊椎動物の頭部で、目より前方に突出した上顎より上の部分」をさすとのこと.
マカジキも長い唇をもちますが,それよりずっと長い.
その他,眼が大きいことも特徴ですが---
他のカジキ類と見分けやすいのは:「メカジキ科のかじきには腹びれがなく、マカジキ科のかじきには腹びれあります」.
https://www.jogashima.co.jp/q-and-a/index.html#5
https://ja.wikipedia.org/wiki/メカジキ
https://en.wikipedia.org/wiki/Striped_marlin
https://ja.wikipedia.org/wiki/カジキ
「かじき」という名前や,漢字「梶木」「旗魚」について,その由来の記載がネット上にあるので,参照して下さい.ただし,決定的なものはないような気もします.
メカジキの「メ」は.「目」「眼」があてられており,眼が大きいことに由来している可能性があります.
カジキは,英語でmarlin.メカジキは特にswordfish(=つるぎのさかなの意):長い吻をもっていることからつけられた名前ですね.この長い吻を獲物の捕獲にも利用しているとのこと.そして時には鯨にさえ向かっていく,荒々しい性格を持っているようです.
メカジキの栄養に関して,平均的な魚類の栄養成分と大きく異なる点は無いように思います.
なお,魚類や肉類の「脂質」の量(トリアシルグリセロール当量,脂肪酸量を含む)は,魚の部位やとれた時期によって大きく異なることは,常に留意する必要があるように思います.