この冬一番の寒い1日でした.関東地方では暖かい鎌倉も,初めて氷点下に.
今日は
二十四節気の大寒から5日目.七十二候の「水澤腹堅 さわみずこおりつめる(沢に厚い氷が張りつめる頃)」.
https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/wiki/B5A8C0E12FBCB7BDBDC6F3B8F5.html
https://www.i-nekko.jp/meguritokoyomi/shichijyuunikou/
普段は,二十四節気・七十二候を意識することがありませんが,今日ばかりは意識してしまいます.
あまりにピッタリなので.
季節,そして,二十四節季については,次のように解説されています.皆様ご存じかと思いますが,国立天文台のサイトから改めて---
https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/wiki/B5A8C0E12FC6F3BDBDBBCDC0E1B5A4A4C8A4CFA1A9.html
季節が変化するのは,地球が自転軸を約23.4°傾けたまま公転することが原因です.
逆に言えば,地球が公転軌道上のどの位置にいるかによって,季節がわかることになります.
冬至・夏至・春分・秋分はその代表的な例ですが,より細分化した二十四個の目印のことを二十四節気あるいは二十四気といいます.
二十四節気はその瞬間を指すこともあれば,そこから始まる期間を指すこともあります.
二十四節気について,私を悩ませてきたのは,上記の解説文の最後の部分.
曖昧に書かれていますが---
本来は,「期間」ではなく,「その瞬間」を指すのが二十四節季だと思います.
しかし,多くの方々が「始まる期間」として使用し,その方が,むしろ一般的といえるほどに広まってしまっているために(ネット検索をするとよく分かります),国立天文台の記載も,後追いでその事実を認めたように思われます.
例えば「大寒」の場合,小学館日本国語大辞典では,次のように,「その瞬間」として定義しています.
だい‐かん【大寒】
②二十四節気の一つ。太陽の黄経が三〇〇度のときをいう。新暦の一月二一日頃で、気候的にも一年中で、一番寒い頃にあたる。
1月の小寒〜立春にいたる季節を「寒」と呼びますが,その前半を「小寒」,後半を「大寒」と呼ぶ習慣が根付いたため,「小寒」「大寒」は,瞬間と期間,双方を表す言葉として定着していったのではないでしょうか.二十四節季でこのような使われ方は他にはないようにも思います.
「水澤腹堅」の今日は,日中も最高気温が3℃!
でも,頑張って散歩に出かけました.夕陽を見に由比ヶ浜へ,そして,その帰りがけに妙本寺という,散歩としては長い行程で.
浜辺の波がつくる文様が,以外に美しいことにも気がついて,少し得をした気分になりました.
写真ではあまり美しいとはいえませんが,波が洗った後は,夕陽を反射して光り輝いていました.
今の時期,入日は,稲村ヶ崎よりさらに向かって左側に寄って,遠く伊豆の山々(多分)に沈んでいきます.