鳥の眠り方  片足で立って寝ている鴨を三渓園で見ました.いつも片足で眠るのでしょうか?調べてみると,座って眠る場合も,泳ぎながら眠る場合もあるようです.時には横になることも.しかし,片足睡眠はごく普通の眠り方のようです.木に止まる鳥は止まったまま眠ることができます.鳥の眠り方が人間と大きく違うのは,脳の半分だけ眠らせることができる点.しかも,その程度を自分でコントロールできるとのこと.凄いとしか言いようがありません.

昨日,三渓園の大池で,沢山の鴨に会いました.

鳥には全く疎いので,確信は持てませんが,多くはカルガモかと思われます.くちばしの黄色い色があまり目立たなかったので,間違えているかもしれません.

何羽かは陸に上がって,眠っているものも.

その眠り方!

片足で立って,頭を曲げて翅に埋もれさせていました.

このような姿でよく眠れるものだと感心することしきり.

中には二本足のものもいましたが(写真後方).

鳥の眠り方を気にしたことは今までありませんでしたが,ネット上で,少し調べてみました.

 

まず,鴨はどのように眠るのか.いつも片足で眠るのか?

座って眠る場合も,泳ぎながら眠る場合もあるようです.時には横になることも.しかし,三渓園で見た眠り方はごく普通の鴨の眠り方のようです.

グーグル検索 sleeping style of duck

 

「片足」で思い至る鳥は,何と言ってもフラミンゴ.眠るときいつも片足?

上野動物園ツイッターによれば,ベニイロフラミンゴは,基本的に片足で眠るようです.ただし,他の姿も観察されています.

https://twitter.com/UenoZooGardens/status/1539085881092427777

 

他の鳥はどうでしょうか?

ネット上に沢山の解説があります.例えば

https://centerofthewest.org/2016/04/25/how-do-birds-sleep/

https://nazology.net/archives/78826/2

https://logmi.jp/business/articles/161598

ざっとまとめると:

木に止まる鳥は,止まったまま眠ることが知られています.

この時,脚がオートロックの状態になって落ちることはないとのこと.

また,多くの鳥が首を曲げて羽に顔を埋もれさせるのは,防寒のためではないかと言われています.

そして,鳥の眠り方が人間と大きく違うのは,脳の半分だけ眠らせることができる点.この眠り方は,野生の哺乳動物でも見られるものですが,鳥はその程度を自分でコントロールできるということです.野生の力は凄い!

止まったまま寝ることができるのも,脚のオートロックにくわえて,半分起きている脳が何らかのコントロールをしていると考えられています.

 

https://www.google.co.jp/search?q=sleeping+styles+of+wild+birds


© 2022 BUFFALO BILL CENTER OF THE WESTの記事を,以下,DeepL翻訳で掲載させていただきます.

 

How Do Birds Sleep?

鳥はどうやって寝ているのか?

2016年4月25日 by アン・ヘイ Anne Hay

https://centerofthewest.org/2016/04/25/how-do-birds-sleep/

幼い頃,私は鳥の眠りについてあまり考えたことがありませんでした.

ただ,毎晩巣に帰って,私たちと同じように眠るのだと思っていた.確かに鳥も哺乳類と同じように,眼球運動が活発でない睡眠と,眼球運動が活発な睡眠をとるが,その周期は人間より短い.でも,巣については間違っていた.すべての鳥が巣を作るわけではなく,巣を作るのは卵を孵化させ,ヒナを育てるためだけであり,毎晩快適なベッドとして使うためではない.

 

では,鳥の眠りはどのようなものだろうか?実は,いろいろある.

 

鳥は種類によって,立って寝たり,横になって寝たり,水面に浮かんで寝たり,逆さまになって寝たりする.

 水鳥の中には,寝ている間に,自分に向かって泳いでくる捕食者の水中の振動を感じ取ることができる種類もいるそうだ.

 

鳥は寝ているとき,体温を保つために羽毛を膨らませて体を覆うことが多い.立っている場合は,頭を回転させ,くちばしを背中の羽の中に入れ,片足をお腹のあたりまで上げて寝ることもある.このように,むき出しになった部分を羽の下に入れることで,防寒効果を高めているのだ.

 

ハチドリなど一部の鳥は,「夜行性トルファー」と呼ばれる制御された状態になることがある.この活動により体温が下がり,省エネ状態になるため,エネルギーを節約しながらも生存に必要な体温を保つことができる.また,他の鳥類は大きな群れを作って,体温を共有しながら眠る.

 

小型の鳴禽類は,地上の捕食者から身を守るために地面から離れている必要があるが,一方,フクロウなどの夜行性の捕食者からも身を隠す必要がある.

止まって眠る鳥は,脚に腱があり,しゃがんだ状態で無意識に足を止まり木にしがみつかせる.この腱は,鳥が目を覚まして足をまっすぐに伸ばすまで,足を止まり木にしっかりと固定させる.

 

私にとって,鳥の睡眠に関する最も興味深い事実は,脳の半分が起きていて,残りの半分が眠っている状態で眠れる鳥がいることだ.これは「片半球性徐波睡眠(USWS)」と呼ばれ,睡眠中の捕食者に対する警戒心を保つのに役立っているそうだ.

このような睡眠をとる動物はほかにもいるが,コントロールできるのは鳥類だけといわれている.目を大きく開いたり閉じたりすることで,脳がどの程度眠っているのかを調整することができる.鴨などの水鳥が得意なことで知られているが,ハヤブサなど他の鳥も同じことがでる.この発見をした研究に参加したナイルス・ラッテンボーグは,鴨は脳の片方起こしたままにするか,両方を眠らせるかの行動決定をすることができたと報告している.彼は,4羽のマガモを4つのグループに分けて並べ,眠っているところをビデオ撮影した.その結果,列の端にいるカモは,真ん中にいる鳥に比べてUSWSを2.5倍も多く使っていることがわかった.このように,外側のカモは休息をとりつつも,危険に素早く対応できるような警戒態勢をとっているのだ.

https://centerofthewest.org/2016/04/25/how-do-birds-sleep/