大船フラワーセンターは,樹木もきれいに整えられています.本当の植物好きは樹木を見て回るのが楽しいそうです-----
その境地にはまだ遠いのですが,今回はとりあえず写真だけ撮ってきました.
あまり見かけない木々も数多く植えられたいます.フウ,ハリギリ.
カンレンボク(キジュ,喜樹)は,ネームプレートに「他ではなかなか見ることができません」とありました.
このカンレンボクは,中国ではよく知られているおめでたい木とのことですが,日本でも医薬の世界では有名.
この木の樹皮から採られた「カンプトテシン」に抗がん作用(トポイソメラーゼ阻害)があることがわかり,この物質を元にしてつくられた「イリノテカン」「ノギデカン」「エプソキサシン」は,現役ばりばりの抗がん剤!
http://www.fujimoto.or.jp/tip-medicine/lecture-210/index.php
日本でも,街路樹として広く植えられるようになったプラタナス.
街路樹の美しさ以外に,プラタナス関連の話題として「植物分類上はハスに近い」があります.ハスが特別な進化(収斂進化)をした結果と見られていますが---
プラタナスが属するスズカケノキ科とハスが属するハス科は同じヤマモガシ目 Protealesに分類されるようになっています.
ハスはどう見ても睡蓮に近いように見え,長い間,ハス属はスイレン科に属していたのですが---
睡蓮は,大船フラワーセンターでも見ることができます.
温室の花の主役です.