次から次への台風到来で,秋らしいスカッとする日はなかなかやってきませんが---
今日もまた:
秋の雑草,庭の花(7)
二つのかわいらしい実に出逢いました.
どちらの実も色づいて秋を感じさせます.
夏のジュズダマの花は,「摩訶不思議」な形態で,初めから実が持っているように見えますが,青い玉の部分は包鞘(固い総苞).
イヌホウズキの花は,ナス属だな〜と納得させる花.ナス属の中では結構存在感がある植物なのか,英語では「nightshade(夜のかげ 黒い実から付けられた名前らしいhttps://www.etymonline.com/word/nightshade )」というかなり立派な呼び名を与えられています.
ジュズダマ - Wikipedia イヌホオズキ - Wikipedia
雑草の王様格二種:ヨモギとセイタカアワダチソウ.
ヨモギは線路脇の土手に繁茂していました.といっても一面に,ではなく,生育範囲は限られていました.
まだ蕾の段階のセイタカアワダチソウは駐車場のコンクリートの割れ目に一本だけ.
ヨモギもセイタカアワダチソウもかなり広範囲に繁茂する雑草.そして「アレロパシーallelopathy(遠隔作用)」作用をもつ植物としても知られています.
遠隔作用(生物)とは - コトバンク アレロパシー - Wikipedia
しかし,この写真の両者は単独と言って良い状態で生育.植物の植生の形成・維持を支配する要因は単純には決めつけられませんね.
https://www.jstage.jst.go.jp/article/iuws/13/0/13_1/_pdf/-char/ja
なお,セイタカアワダチソウの植生拡大は,一時の勢いがなくなっているという記事がいくつかあります.研究論文ではないので正確かどうか分かりませんが.
わが家では,フジバカマが開花しました.
秋の七草の中でも,ススキとともに,もっとも「秋」に忠実な花かな,と思います.