暑い1日でした.暫くこのような猛暑が続くそうです.嫌になりますが,人出が減ってコロナ終息を早めてくれるかもしれないとも---
8月は,花が少ない月で,やや寂しい気持ちになります.
でも,先日の雨で,雑草たちは息を吹き返しています.昨日の夕方散歩で見つけた雑草の花たちを紹介しましょう.
雑草はおもしろいし,かわいいものですね.(わが家のものでなければ)
まずは,面白い花の代表,ジュズダマ.
昔遊んだ記憶がありますが,当時に比べれば見る機会がぐんと減ってしまいました.
不思議な奇妙な花です.
「構造が複雑過ぎて、見る者は呆気にとられる。」との記載もありました:ジュズダマ(数珠玉) - 庭木図鑑 植木ペディア
総状に見えているのが雄花序.雌小穂は,卵球系の包鞘(ほうしょう *⇒)に包まれ,外からは見えない.
http://www2.kobe-c.ed.jp/shimin/shiraiwa/juzudama/juzu7.html
*⇒包鞘(ほうしょう)
秋にさらに固くなった時にジュズダマ遊びをする部分.
総苞[頭状花の基部にあり全体を包むような構造物]に相当するもので、非常に固くなったもの.
http://www2.kobe-c.ed.jp/shimin/shiraiwa/glossary/index.html#souhou
この包鞘が「濃褐色で、爪(つめ)で割れる堅さのものが変種のハトムギで、穎果は健康食品や漢方薬とする ジュズダマとは - コトバンク」
ジュズダマは,漢字では数珠玉で,糸を通して数珠玉遊びをするほどですから,語源も「数珠」からと思ってしまいますが,次のような柳田国男の考察もあるそうで,語源としては,こちらが有力なのかと思わされます.
ジュズダマ 文化史 :有史以前から利用され、柳田国男(やなぎたくにお)は『人とズズダマ』(1952)で、その語源と由来を論じた。柳田は、ジュズダマの名は仏教の数珠に基づくのではなく、珠(たま)や粒と関連する古語のツスやツシタマから、現代も方言に残るズズダマを経て、ジュズダマになったと推察した。『延喜式(えんぎしき)』(927)には薬物として載る。[湯浅浩史 2019年8月20日]
その他に出逢った雑草.かわいい花たち.
オオイヌタデ.
ほとんど気にしたことがなかった花ですが,小さな白い花はとてもかわいらしい姿形をしています.イヌタデは花が咲いているのか蕾なのかよく見ないと分からないのですが,こちらはしっかり「咲いている」と確認できますね.
ヤナギハナガサ.
園芸種のような姿形です.戦後の「侵入生物」として,データベースに載っています.
最後に,やはり気になる新型コロナ.
新規感染者はピークアウトする様相ですが---
死者は増え続けています.
第6波を超えるのではないでしょうか?
G7+豪の中で,直近の死亡者の増加は一二位を争っています.アメリカも再び増え始めていますが.
オーストラリアの後追いをして,過去のすばらしい結果を食い潰さないでほしい.何より,過去の栄光?に浸ることなく,現在,亡くなっていく人たちの無念に思いをはせてほしい.