感染拡大に遅れてやってくるのが死亡者の増加. 7回の感染拡大の最高の死者数(7日間平均)を比較すると,第4波を超えて,2番目の死亡者数となっています.素人目には,最低,第6波と同じぐらいの死者数は覚悟する必要がありそうに見えます.仮にそうであれば,「一万人強の死者と引き換えの経済優先施策」が実行されたことになります.国からは何の説明もありませんが--- 説明を期待する私が愚か? なお,G7+オーストラリアの8ヵ国で比較すると,日本は僅かにドイツを抜いて第4位の死者数/1日 となっています.

豪雨に見舞われた地域の方々は,大変な思いをしているとニュースが報じています.鎌倉は,雨が上がり,暑さも比較的穏やかな1日.また明日以降,かなりの暑さに見舞われそうですが.

 

今日の話題も,新型コロナの感染爆発.

連日世界一を記録し,

https://yachikusakusaki.hatenablog.com/entry/2022/08/04/234938

増加し続けています.

(以下データは COVID-19 Data Explorer - Our World in Data )

 

しかし,短期間の図として拡大してみると,ピークを打つような様相を見せていることがわかります.

実際のピークと報告されてくる数値とはずれがあり,すでにピークを打っているのかもしれません.

 

NHKの記事によれば,

新型コロナ 第7波 ピークは いつ終わる 専門家分析 わかってきたこと | NHK | 新型コロナウイルス

▽西浦京大教授

「『BA.5』系統の流行はいったんピークを迎えたと考えられる。

しかし、旅行などで人の移動が増えるお盆を控えているため、一過性の増加はありうる。また、高齢者の感染が増えているため、医療は引き続きひっ迫し厳しい状況が続くと思う」

 

▽平田晃正名古屋工業大学教授のAIによるシミュレーションでは

“東京都内の感染者は8月6日に1週間平均で一日当たりおよそ3万9000人となり、その後は減少に転じる”という結果になりました。 

「感染者数が高止まりする可能性が高いと思っている。ピークを越えたとしても安心せず感染対策を取って過ごしてほしい」

 

高止まりの可能性!

感染者増加のペースが落ちているのを見て,喜んでばかりはいられないということですね.

(感染者の高止まりが続くということは.高齢者中心の死亡者も高止まる可能性が高いということ.暗い気持ちになります)

 

このNHK の記事では,ピークアウトしそうな現状が,どのようにして生まれたのかについては,何も述べられていません.

資料の出所は不明ながら,人出が一時期より減少しているというデータがツイッター上に公開されていました.

https://twitter.com/EARL_COVID19_tw?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eauthor

また,ニュースステーションの取材では,「夏休み」児童生徒の接触機会が減り感染拡大が抑制されるとの期待があったとのこと.

「行動制限」なしの夏.国民の恐怖からの人出減+夏休みが「人と人との接触機会」を減らしてくれた結果,感染拡大のースが鈍ったということでしょうか.

 

しかし,感染拡大に遅れてやってくるのが死亡者の増加.

7回の感染拡大の最高の死者数(7日間平均)を比較すると,第4波を超えて,2番目の死亡者数となっています.

最低,第6波と同じぐらいの死者数は覚悟する必要がありそうに見えます.

3回のワクチン接種はかなり広く行き渡っています.重ねて,バイデン大統領にも投与された抗ウイルス薬が的確に使われれば,死の確率はかなり減ってきてもよいはず.感染者あたりの死亡者数は減ってくることが期待でき,感染者数は数倍であっても,第6波と同程度の死者数で済むのかもしれません.

仮にそうであれば,

「一万人強

(もっと少ない数であってほしいと思いますが,更に上積みされる可能性が高いようにも--

の死者と引き換えの経済優先施策」が実行されたことになります.国からは何の説明もありませんが---

説明を期待する私が愚か?

 

 

G7+オーストラリアの8ヵ国で1日あたりの死者数を比較すると,僅かにドイツを抜いて第4位の死者数となっています.

日本の死者数の増加速度は8ヵ国中一番.(ただし,やや遅くなりつつあるようにも見えます.希望的観測でしょうか)

イギリス,イタリアを抜くのは時間の問題かなと思います.

 

人口あたり死者数/1日の比較では,8ヵ国中7位.

ただ,フランス,アメリカ,ドイツを一気に追い抜く可能性も.