今日も雨模様に1日.
日曜日恒例の買い出し,常備食の準備等で,1日が終わりました.
ブログの題材を考えても思いつかず---
またCobid-19に.
世界の死亡者がどれぐらい増えてきているか,まとめてみました.
昨年一月に初めて死者が報告された新型コロナウイルス.
その後,死者の増加は.少し波打ちながらも,ほぼ一直線に上昇し,2021年9月3日現在,世界で455万人と報告されています.
(以下,データ,グラフは,全て
COVID-19 Data Explorer - Our World in Data
より)
日本の死亡者も増え続け,9月3日現在,16,279人.
世界の国別総死者数トップ15は次の通り.
このような総死者数のランキングについては,良く見かけるかと思います.
しかし,総死者数は人口に大きく依存した数字.
今日は以下で人口100万人当たりの死者数を比較していきます.これによって,新型コロナウイルスによる被害を最も大きく受けている国々,何とか被害を食い止めている国々がよりはっきり見えてきます.
世界では人口100万人当たり600人近い死者が報告されています.1万人当たり約6人!
日本は人口100万人当たり129人.1万人当たり1.3人.
日本の死亡者は,世界平均よりかなり低く抑えられています.
地理的な要因,国民的な気質によっても左右されたとは思いますが,日本の感染対策,患者の治療体制・医療技術は比較的優秀と言えるのではないでしょうか.
(政治は迷走しているにもかかわらずこの数字が残されている!疫学・感染症の専門家集団はとても優秀で,国民も総じて真面目に感染対策に取り組んでいることの証しだと思います)
ただし,昨年11月以降,世界平均との差はやや縮まってきているように見えます.
(これには失政が関与していると思いますが,何とか持ちこたえているのは,専門家集団のおかげでしょう)
国別の死者数
はじめに,人口100万人当たりの死者数が.日本より多い国々をピックアップしてみました.
国別に見ると,人口当たりの死亡者数が最も高いのはペルーでダントツ(人口100万人当たり約6000人.1万人当たり60人!),2位はハンガリー,ボスニアヘルツェゴビナ.
地域的には,人口当たり死者数が最も高いのが南米.ペルーと共に大国ブラジル・アルゼンチンも今年に入ってからの死者の増加が目立っていました.
日本では余り話題になりませんが,ハンガリー,チェコ等の東欧諸国も南米とほぼ同程度の人口当たりの死者数です.
イギリス,EU諸国,アメリカはその次のグループと言えるでしょう.
アジアは低く抑えられてきましたが,デルタ株の猛威を抑えきれず,マレーシア,タイ等が中東のイラン・イラクと共に死者を急増させています.
人口の多いインドは,総死者数では世界3位ですが,実はかなり死者数は抑えられていて,人口100万人当たりの死者数は日本の三倍弱.
次に,人口100万人当たりの死者数が,日本より少ない国々です.
日本もかなり頑張っているとはいえ,感性拡大をもっと抑え込んでいる国はいくつもあります.
日本と同じように,ある程度の感染と死者数の増大を許してきている(許してしまった)国,パキスタン,ケニア.
韓国も同じカテゴリーに入るかもしれません.
ほぼ完全に抑え込んでいたのに,デルタ株の急速な拡大を許してしまったタイ,ベトナム.
オーストラリアは正念場.ワクチン接種の拡大で,新たな局面を模索している?
拡大を許すかに見えてほぼ抑え込んだ台湾.
デルタ株についても,抑え込みに成功したと見えるニュージーランド,中国.この二カ国は立派と言わざるをえないでしょう.
中国の強権体質は批判されるべきかもしれませんが,もし中国が感染拡大を許していれば,世界への影響はとてつもなく大きなものになっていたことは間違いありません.
ニュージーランドは,地理的に恵まれていた点を差し引いても,あらゆる面で世界の模範のように思われてなりません.
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