マダラの白子.
夕方の半額商品を購入.
“三平汁”にしたいただきました.
レシピはNHKおかわりニッポン-タラ . http://www.nhk.or.jp/program/okawari/archives/20160203.pdf
材料:たら(切り身)5切れ・たらの白子 200g・じゃがいも 3個 ・大根 1/4本・にんじん 1/2本・長ねぎ 1/3本・昆布 4枚・塩 適量・たらの肝 適量
① たらの身、白子に塩を振り、一晩寝かせておく
② 昆布でだしをとり、じゃがいも、大根、にんじんを入れ,火がとおるまで煮込む
③ 一晩寝かせた白子を流水で洗い鍋に加える
④ たらの身も洗いおよそ3分煮込む
⑤ 切った長ねぎを加えてひと煮立ちさせる
塩を振って1時間しか寝かせる事ができず,屋や心配だったのですが,かなり美味しくいただけました.タラ本体は塩ダラで代用.
白子はマダラ(真鱈、英: Pacific cod、Gadus macrocephalus)が美味しいですね.クセがなく口当たりも絶品.
白子湯豆腐:昆布だしで白子と豆腐をゆっくり煮ながら食べる.ポン酢、生じょうゆにネギで食べるのが基本形.
卵巣はスケトウダラ(介党鱈、鯳、英: Alaska pollock,またはスケソウダラ 介宗鱈・助惣鱈).
スケトウダラの卵巣からつくるのがタラコ・辛子明太子.好物の一つです.
しかし,マダラの卵巣は見た事がありません.マダラコとして食べられてはいるようですが----(「卵粒は粗いが旨い」とのことマダラ (タラ) | 市場魚貝類図鑑)
鮮魚店に売られている切り身はマダラ.魚売り場で,スケトウダラは見た事がありません.
しかし冷凍食品の“白身魚”.
一頃はメルルーサなどが主に使われていたと思っていましが---
スケトウダラにかなり置き換わっているようです.次のニッスイもマルハニチロもスケトウダラを使っています.
白身魚タルタルソース|冷凍食品|商品情報|マルハニチロ株式会社 ほしいぶんだけ 白身魚とタルタルソースのフライ | ニッスイ
ニッスイの水口氏によればhttps://www.jstage.jst.go.jp/article/jisdh/27/3/27_153/_pdf
スケトウダラは,死後変化が早く,冷凍保存性が低いことから,1960年代までは採卵後は肥料か飼料にしか用いられていなかったそうです.
含まれている成分の分解が冷凍下でも起こり,深いな魚臭やタンパク質の変性が起こる事が主な原因.(トリメチルアミン-N-オキシドの分解によるトリメチルアミン等悪臭物質やホルムアルデヒドの生成)
しかし,北海道中央水産試験場で冷凍すり身が開発され(1960年),その後漁獲/保管方法が整備され(1990年代),練り製品やフライ原料等として広く利用されるようになったとの事.
スケトウダラの漁獲量は,日本ではマダラの3倍以上.
統計局ホームページ/第六十六回日本統計年鑑 平成29年−第8章 農林水産業
そして,このスケトウダラ.
ペルーカタクチイワシを抜いて,いまや,世界で一番獲られている魚となっています.
http://www.jaicaf.or.jp/fileadmin/user_upload/publications/FY2016/SOFIA2016_in_brief-J.pdf