「相模原の障害者施設殺傷事件を受けて」政府が成立を目指す精神保健福祉法改正案に対して,当事者団体から,批判・抗議の声が広がっていることは,先のブログに掲載しました.
yachikusakusaki.hatenablog.com
国会閉会を受け,扱いはどうなっているのでしょうか?
再び慣れない「調べ学習」をしてみました.
検索の結果は
:「継続審議」(正式な表現は「継続審査」)のようです.
(下掲載表を参照 :国会用語は難しく,下記表の「閉鎖中審査」がよく聞かれる「継続審議」と同じ意味らしい)
閣法 第193回国会 34 精神保健及び精神障害者福祉に関する法律の一部を改正する法律案
そもそも厚生労働委員会に付託したのが6月15日=参院から衆院に付託されてから一ヶ月もたった会期ギリギリ.
いわゆる「共謀罪」法案の扱い等で忙しく,こちらの与野党対立法案は継続審議とあらかじめ決めていた?
//付録
NHKクロ−ズアップ現代+ 6月19日
波紋広がる“特区選定” ~独占入手 加計学園“新文書”~
-----前略
加計学園の選定は,公平に進められたのか?
NHKは新たな文書を入手しました.
去年10月21日萩生田官房副長官が文部科学省の局長と面会し,官邸や内閣府の考えを伝えた発言をまとめたとするものです(文書標題:10/21萩生田副長官ご発言概要).
「広域的に」という文言が,手書きで加えられたのと,同じ時期です.
この文書はNHKの取材で,文部科学省の少なくとも三つの部署のおよそ10人の職員が,共有したことが分かっています.
この時期は,事業者が加計学園に決まる3ヶ月前,まだ獣医学部の新設さえ決まっていない頃でした.
しかし文書には,このとき既に加計学園という名前が挙げられていました.そして開学に時期まで区切り(平成30年4月開学),文部科学省に早く進めるよう迫る内容が記述されていました.
(文書一部)
内閣府や総理補佐官と話した.
総理は平成30年4月開学とおしりを切っていた.工期は24ヶ月でやる.今年11月には方針を決めたいとのことだった.
補佐官からは農水省は了解しているのに,文科省だけがおじけづいている.何が問題なのか整理してよく話を聞いてほしいと言われた.官邸は絶対やると言っている.
-----中略
文書には,
萩生田官房長官が今治市のある四国で条件をクリアするための具体的なアドバイスをしたと記されていました.
そして,
萩生田官房長官は加計学園の事務局長を文部科学省の課長に会いに行かせると伝えたと記されています.
文部科学省は文書に書かれていたとおりの動きをします.
6日後,担当者が加計学園の事務局長と省内で会っていたことが取材で分かりました.
NHKが入手した別の文書(標題:加計学園についての伝達事項)です.
加計学園に対して,文部科学省が,獣医学部の新設が決まる直前に,条件をクリアするための課題について,具体的に伝えていたことも分かりました.
文書を保管していた文部科学省の職員は,加計学園ありきの指示だと受け止め,本来,文部科学省として慎重に精査すべき手続きが行われなかった,と語りました.
「おかしいというふうに思っても,それに従わざるを得ないところがありますし,本来決めるべき(条件の審査の)ステップを踏まないで,押し切ったという所は,やっぱりあるんじゃないかと思います.
-----以下略