街で出会ったちょっと珍しい花.
今日は,ルリフタモジ(ツルバキア)とルリマツリ.ルリマツリは最近どこででも見かけるようになっていますが---
ルリフタモジは,初めて出会いました.ツルバキアの名前の方が一般的なようですが,「アガパンサスを小型にしたような草姿で,すらりとした立ち姿が美しく,シンプルですっきりした印象を受ける花(NHKみんなの趣味の園芸)」.
南アフリカ原産のヒガンバナ科ネギ亜科の植物で,「ソサエティ・ガーリック」の名も持ち,葉にはにんにく臭があるとのこと.
ルリマツリも南アフリカ原産.以前は,ちょっと珍しい花と思っていましたが,現在は,ほんとうによく見かける花になりました.
「初夏から晩秋まで長期間にわたって次々と開花します。寒さにも強く、東京でもよく戸外で冬越しします。庭植えにすると大きく育って見ごたえがありますが、ほかの植物を覆いつくしてしまうほど生育がおう盛です(NHKみんなの趣味の園芸)」
漢字では,ルリフタモジは瑠璃二文字,ルリマツリは瑠璃茉莉.
「瑠璃」の名が付く植物は、とても沢山あって,あるブログでは,34種類の名前を挙げていました.日本人が大好きな名前と言えます.
https://arawijufoubon.blog.ss-blog.jp/2018-11-22
https://ja.wikipedia.org/wiki/ルリソウ https://ja.wikipedia.org/wiki/ルリハコベ
鳥の名前にも使われていることはよく知られています.
https://ja.wikipedia.org/wiki/オオルリ https://www.google.com/searchコルリ https://www.google.com/search?ルリビタキ
「瑠璃」は,仏典に頻出する青色の宝石.
ニッポニカによれば,
瑠璃
https://kotobank.jp/word/瑠璃-151134#goog_rewarded
サンスクリット語はバイドゥーリヤvaiūrya(俗語形はベールーリヤvelūriya)で,吠瑠璃(べいるり),琉璃(るり)などと音訳される.青色の宝石として仏典に頻出する.四宝(金,銀,瑠璃,玻璃(はり))または七宝の一つとしてつねに第三位に位置する.
アフガニスタンのバダクシャーンに産地があったラピスラズリ(青金石)であろうとされる.
https://ja.wikipedia.org/wiki/ラピスラズリ
ラピスラズリの青色は,顔料としても用いられ,ウルトラマリンと呼ばれます.
フェルメールの青には,このウルトラマリンが使われていることはよく知られています.フェルメールの青は,フェルメールの瑠璃色!
https://vermeerpaint.com/214.html