ルリフタモジ-ツルバキア-とルリマツリ(ちょっと珍しい季節の花2) ルリフタモジは,初めて出会いました.シンプルですっきりした印象を受ける花.ルリマツリは,現在は,ほんとうによく見かける花になりました.美しくて生育がおう盛なのが好まれたのだと思います.どちらの植物名にも使われている「瑠璃」.沢山の植物名に使われていますが,仏典に頻出する青色の宝石の名前.ラピスラズリ(青金石)だろうといわれています.ラピスラズリの青色成分は,フェルメールが用いた顔料.

街で出会ったちょっと珍しい花.

今日は,ルリフタモジ(ツルバキア)とルリマツリルリマツリは最近どこででも見かけるようになっていますが---



 

ルリフタモジは,初めて出会いました.ツルバキアの名前の方が一般的なようですが,「アガパンサスを小型にしたような草姿で,すらりとした立ち姿が美しく,シンプルですっきりした印象を受ける花NHKみんなの趣味の園芸」.

南アフリカ原産のヒガンバナ科ネギ亜科の植物で,「ソサエティ・ガーリック」の名も持ち,葉にはにんにく臭があるとのこと.

 

ルリマツリ南アフリカ原産.以前は,ちょっと珍しい花と思っていましたが,現在は,ほんとうによく見かける花になりました.

「初夏から晩秋まで長期間にわたって次々と開花します。寒さにも強く、東京でもよく戸外で冬越しします。庭植えにすると大きく育って見ごたえがありますが、ほかの植物を覆いつくしてしまうほど生育がおう盛ですNHKみんなの趣味の園芸

 

漢字では,ルリフタモジは瑠璃二文字,ルリマツリは瑠璃茉莉.

「瑠璃」の名が付く植物は、とても沢山あって,あるブログでは,34種類の名前を挙げていました.日本人が大好きな名前と言えます.

https://arawijufoubon.blog.ss-blog.jp/2018-11-22

https://ja.wikipedia.org/wiki/ルリソウ https://ja.wikipedia.org/wiki/ルリハコベ

 

鳥の名前にも使われていることはよく知られています.

https://ja.wikipedia.org/wiki/オオルリ https://www.google.com/searchコルリ https://www.google.com/search?ルリビタキ

 

「瑠璃」は,仏典に頻出する青色の宝石.

ニッポニカによれば,

瑠璃

https://kotobank.jp/word/瑠璃-151134#goog_rewarded

サンスクリット語バイドゥーリヤvaiūrya(俗語形はベールーリヤvelūriya)で,吠瑠璃(べいるり),琉璃(るり)などと音訳される.青色の宝石として仏典に頻出する.四宝(金,銀,瑠璃,玻璃(はり))または七宝の一つとしてつねに第三位に位置する.

アフガニスタンのバダクシャーンに産地があったラピスラズリ(青金石)であろうとされる.

https://ja.wikipedia.org/wiki/ラピスラズリ

ラピスラズリの青色は,顔料としても用いられ,ウルトラマリンと呼ばれます.

 

フェルメールの青には,このウルトラマリンが使われていることはよく知られています.フェルメールの青は,フェルメールの瑠璃色!

https://vermeerpaint.com/214.html