昨日は,午後に安国論寺・妙法寺,夕方には大覚寺・妙本寺と,鎌倉の春を満喫してきました.枝垂れ桜,染井吉野,海棠といった仰ぎ見る花木から,傍らで楽しめる利休梅・山茱萸・日向水木(初めて出会った花.気に入りました),そして,上から眺める馬酔木・紫花菜・ながばの雪の下(これも初見).春真っ盛りです. 妙法寺の苔階段も緑を増してきていました.苔階段おのが緑を深くして楓の芽吹きを静かに仰ぐ

明日から一週間は天気があまり良くないそうですが--

昨日・今日は,晴れ渡った春の日.

昨日は,午後に安国論寺妙法寺,夕方には大覚寺・妙本寺と,鎌倉の春を満喫してきました.

その行程で出会った春の植物・風景の画像を順番に並べますが---

 

私が初めて出会った花を冒頭に紹介します.どちらも妙法寺の庭に植えられていたものです.

1つはヒュウガミズキ(マンサク科トサミズキ属)春をよろこんでいるような花でとても気に入りました.

近畿地方(石川県から兵庫県)の日本海側の限られた地域の岩場に自生している、樹高1.2~2mの落葉低木」(趣味の園芸https://www.shuminoengei.jp/m-pc/a-page_p_detail/target_plant_code-251).日向国(宮崎県)をは関連性が見られず,「ヒメミズキがヒュウガミズキに転訛した名前」(牧野富太郎)ともいわれています.

https://www.uekipedia.jp/落葉広葉樹③/ヒュウガミズキ/

近縁のトサミズキ(土佐水木)は高知に自生している種とのこと.

 

二つ目は,ナガバノユキノシタユキノシタ科ヒマラヤユキノシタ属/ベルゲニア属)(ヒマラヤユキノシタかもしれません)

庭の片隅にこの花を見つけたら,嬉しい気持ちになるでしょう.モンゴルのアルタイ地方原産とのこと.

https://www.shuminoengei.jp/m-pc/a-page_p_detail/target_plant_code-749

 

安国論寺に着くと,まず山門前の枝垂れ桜が目に入ります.とても立派な木で山門との調和も見事です.

枝垂れ桜は境内にもあって,山門前のものに勝るとも劣らない花姿でした.

裏山の「富士見台」からの眺望.この日は富士山は見えず.

 

妙法寺は,安国論寺のお隣さんのお寺.

拝観料を払うと,お線香を手渡されてお祈りをします.

本堂前の庭園では,沢山の春の花を楽しめます.

 

利休梅は二株あって,花の形が若干異なるように見えました.

受付の方の話では,その内の一本は,かつてあった大木が倒れた後のひこばえだとか.

そして冒頭にも紹介したヒュウガミズキ.受付の方から,是非見て欲しいという感じで紹介をうけました.

妙法寺にも,仁王門横に枝垂れ桜があります.

その手前にはコブシが清々しく咲いていました.

 

そして,苔階段.まわりの楓は新芽を出し始めていました.

苔階段おのが緑を深くして楓の芽吹きを静かに仰ぐ

 

 

夕方散歩では,大覚寺の枝垂れ柳,妙本寺の海棠,染井吉野,そしてクロネコに会ってきました.

クロネコさんは昨日・今日と出迎えてくれました.この写真のみ今日撮影したもの.境内を歩く姿を撮影できたのは初めて.まるで花見を楽しんでいるように見えますが---