元日は鎌倉本覚寺の初えびすにもうでたこともあり,今日は浄智寺の布袋さまに会ってきました.
7日までに七福神を祀った神社を巡拝する(=七福神参)と福運があるとか.7日までは無理かもしれませんが,一月中なら何とかなりそう.大目に見てもらえますかね?
このブログで浄智寺は何回も取りあげてきましたが,改めて--
浄智寺までは歩いて5−6分.
寺院が指示した参拝順路に従って,本堂から,庫裏,庭園をぐるりと回って墓地や「やぐら」(岩にあけた洞くつで,一般的には仏像や供養塔・墓などが祀られている)を横手に見て進むと,七福神ののぼりが見えてきます.
その一番奥の「やぐら」に布袋像が安置され,ふくよかなお顔に出会えます.いつの頃からこのお寺に安置されているのかは,調べきれませんでしたが,現在ではとても人気があります.
お正月のためでしょうか,参拝客は本堂よりも多く,皆,お賽銭をあげて拝み,お腹を撫でて戻ってきます.元気がもらえるとか.
私もそれにならって,参拝してきました.
布袋尊の指さす方向に福があるのだとか
布袋さまは唐末の禅僧.
「中国,唐末の禅僧.名は契此.腹の肥えた身体に,杖を持ち,日用品をすべて入れた袋をになって町の中を歩き,吉凶や天候を占ったという.(日本国語大辞典)」
恵比須,大黒,毘沙門天,弁天の神々とは違って,「福神」として布袋に対する個別の信仰は生まれず(福禄寿,寿老人も同じ),室町時代「七福神」に数えられるようになって初めて信仰対象となったとのこと.(ニッポニカ「七福神」https://kotobank.jp/word/七福神-73870)
そのため,御利益は布袋さま独自のものと言うより,「七福神」と同じ(幸福・利益全般をもたらしてくれる)とみなしてよいようです.ネット上には様々な解説がありますが.
https://www.nezu-muse.or.jp/jp/collection/detail.php?id=10392
浄智寺から扇ガ谷に出る山越え徒歩最短コースを通って鎌倉まで戻りました.
鎌倉の正月車両規制も,3日午後5時で終了しました.