鎌倉の社寺では、新年の初詣の準備が進んでいます.妙本寺散歩コースで通る本覚寺では,初えびす(正月三が日)と本えびす(1月10日)のためのテントがたてられ,幕が張られていました.本覚寺の恵比須さまは,寺院の歴史より古いものですが,祀ってある夷堂は,神仏習合,そして神仏分離令の歴史を背負った建物: 神仏分離令で一端近くの神社に合祀されたものが1980年に再建された.初えびすにはまだ行ったことがありません.新年には出向いて,お店の繁盛を願ってこようかと思います.

妙本寺まで,行ってきました.

いつもの散歩コースの一つで,行きか帰りの少なくとも一回は通るのが,日朝さま(本覚寺)の境内.

https://www.navitime.co.jp/maps/poi?code=02301-000650

https://www.kcn-net.org/kokenchiku/hongakuji/hongakuji.html

 

何日か前から新年の準備が着々と進んでいて,テントが立てられ,本堂や楼門には5色の幕も張られています.

 

本覚寺日蓮宗のお寺なのに,楼門にかけられた提灯には,「えびす神」の文字.

そして,楼門の外には,「鎌倉えびす講」の立て看板も.


本堂は日蓮上人を祀っていますが,境内にはもう一つのお堂「夷堂」があります.

神仏習合,そして神仏分離令の歴史を背負った建物で,ネット上で,次のように紹介されています.

 

本覚寺は,室町時代に「日出(にっしゅつ)上人」により日蓮宗寺院として開山されましたが,えびす神が祀られる「夷堂(えびすどう)」の歴史はそれより古く,鎌倉の裏鬼門(南西)の鎮守として,源頼朝が現在の山門の場所に造立した時に遡ります.

その後,明治の神仏分離令により「夷堂」は蛭子神社に合祀されていましたが,1981年(昭和56年)になって,本覚寺境内に現在の「夷堂」が再建されました.

 

 

本覚寺日蓮宗のお寺ですが,恵比須さまのお祭りがあります(長い間私は知りませんでした.不覚.)

正月には初えびす(正月三ヶ日)、本えびす(110日)です.かなりの賑わいを見せるようですが,夕方はそれほどでもないとのこと.

初えびす,本えびすともにまだ行ったことがないので,新年に行ってみようかと思っています.
商家の信仰を集める神さまとのことですが,お店のお手伝いをしているので,商売繁盛を願って.
 

えびす信仰 ニッポニカ

https://kotobank.jp/word/%E3%81%88%E3%81%B3%E3%81%99-37175

えびす神は,漁師や農家あるいは商家などで,生業を守護し,福徳をもたらす福神として祀(まつ)られる.
祭神は,事代主命(ことしろぬしのみこと)あるいは蛭児命(ひるこのみこと)とする両説がある.また七福神の一つとして大黒天(だいこくてん)と並び祀られる.
古くより「寄り神」として海浜に祀られ,漁師が大漁を祈っていたが,海産物の売買により市(いち)の神,商売繁栄の神として,広く商家にまで信仰されるようになった.
 

 

この日,妙本寺に着いたのは,かなり暗くなってからでした.

 

久しぶりに妙本寺の自由ネコ・黒猫くろに会ってきました.気が向くと餌をねだりにすりよってきます.その時は,足音だけで迎えに出て来る.餌をくれる人の足音が見分けられる猫の凄さ.