冬野菜が美味しい季節になりました.
今日は,カブを購入.「あやめ雪」という美しいカブ.昨年味わって,スープにしても漬物にしても美味しいことを確認.
(写真には一つだけ黄カブが混ざっていますが二色のものがあやめ雪)
サカタのタネのランキングでは2位.黄カブの「味こがね」も4位に.タキイのベスト5には色のついたカブは入ってきていませんが.
https://sakata-netshop.com/shop/c/c101413/
https://shop.takii.co.jp/category/00003442
サカタのタネのおすすめの言葉は次の通りで,その通りかと思います.
アヤメ雪 https://sakata-netshop.com/shop/g/g11200003/
○2色の彩りが美しい
○緻密な肉質で甘くておいしい
○す入りが少なくて育てやすい
カブは,ヨーロッパあるいはシベリア温帯に渡る地域が原産とされていますが,日本へは,中国を経て,大根より古く渡来したとのこと(ニッポニカ).
日本書紀では,「蕪菁(あをな)」と記載され,持統天皇が五穀の助けとする作物として栽培をすすめたとのこと.
「蕪菁」は中国語のカブ.日本では,現在,「かぶ」の漢字表記とされています.「ぶせい」とも読みますが.
かぶ【蕪・蕪菁】 日本国語大辞典
〘名〙 (「かぶら」の女房詞「おかぶ」から変化した語か。類例に「なすび」の女房詞「おなす」から「なす」ができた例がある)
また,古事記で仁徳天皇が詠んだ歌にある「菘菜(あをな)」も,カブとする説が有力.
山県(やまがた)に蒔ける菘菜(あをな)も吉備人と共にし摘めば楽しくもあるか 仁徳天皇 古事記
菁 意味 ①かぶ.かぶらな.「蕪菁ぶせい」,②にらの花.,③はな.はなやか.類華.
菘 意味 とうな.唐菜.野菜の一種,葉を漬物にし,食用とする.(国訓 すずな.蕪かぶの別称)
このように古来から親しまれ,食べられてきたカブ.
地方独特の品種が沢山あって,現在でも栽培がすすめられています.野沢菜の漬物や聖護院かぶの千枚漬けは全国にその名を知られていて,スーパーでも販売されていますね.
以下,各地の特産のカブの画像を集めてみました.あやめ雪同様,ツートンカラーのものも.以前,日野菜をぬか漬けにしたところ,とても美味しかった思い出があります.
日野菜 https://shigaquo.jp/foods/4885.html
津田かぶ http://furusato.sanin.jp/p/osusume/01/19/1/
天王寺かぶ ttps://www.pref.osaka.lg.jp/minamikawachinm/m_index/f_shun_tennojikabu.html
飛騨かぶ https://www.yoshima.net/akakabu.html#rekisi
野沢菜 https://nasilvi.com/2019/02/21/post-3573/
酸茎菜 https://www.shibakyu.jp/shopping/products/detail.php?product_id=102
聖護院かぶ https://www.sakataseed.co.jp/product/search/code00925472.html