昨日,真冬のような寒さの中,海蔵寺へ出かけたのは,運動して温まるため.
そしてもう一つの目的は,「海棠は咲いているか?」確かめるためでした.
ずっと以前,鎌倉で花海棠といえば長谷光則寺が有名でしたが,現在は代替わりの最中で,代わって海棠の寺として知られるようになったのが,海蔵寺,妙本寺などです.
早春の海蔵寺では,通用門横から続くユキノシタがお薦めです.どこにでも咲いていて余り話題にならない花かと思いますが,白い小さな花が群がって咲く様子は見事.
昨年も紹介したように思いますが.
庭に足を踏み入れると,見慣れない花.PictureThisの判定は,ユスラウメ.
小ぶりな木に桜や梅に似た花が咲いていて,かなり気に入りました.ユスラウメならば実も食べられる!
ユスラウメとは - 育て方図鑑 | みんなの趣味の園芸 NHK出版
ユスラウメは、サクラの花が咲きだすころ、ウメに似た5弁の白~淡紅色の花を枝いっぱいに咲かせ、梅雨の初めごろ直径1cmほどの真っ赤な小さい果実がつきます。熟果は生食でき、小果樹としても扱われています。中国原産ですが、江戸時代の初期にはすでに栽培されていました。当時は「桜桃」と呼ばれていましたが、明治時代になってサクランボとの混同を防ぐため「朱桜」(ユスラウメ)と呼ばれるようになりました。よく似た近縁種にニワウメ(Prunus japonica)があります。ニワウメは葉面が無毛ですが、ユスラウメの若い枝や葉は柔毛で覆われているので区別がつきます。
本堂裏の庭園.その遙か先におぼろげに見える白い花.おそらくハクモクレン.
お目当てのカイドウ.蕾は赤みを増していましたが,まだ咲いてはいない?
近寄ってみると,一房,開きかけた花が!
前日開いて,この寒さで縮こまったような---
(今日はきっともっと開いているでしょう)
これから春の花が次々満開になっていくでしょう.
そして,春は新芽の季節でもあります.
このごろの二日の雨に赤かりし楓の若芽やや青みけり (左千夫歌集)一九二〇 伊藤左千夫