「あけまして,おめでとうございます」
「さあ,2022年も盛り上がっていくぞ〜」(拍手と歓声)
19カ国,20人の外国人が集結!
https://www.cr-nexus.co.jp/info/info-1460/
新春スペシャル 「世界が驚いた これぞニッポンのニュース」 - COOL JAPAN〜発掘!かっこいいニッポン〜 - NHK
鴻上尚史「世界的に,この2年間ぐらいは,おとなしくせざるを得なかったですから,今年は---今年はなんとか少しでも明るい年になればいいなと思います」
関根麻里「新春恒例,世界が驚いたこれぞニッポンのNEWS,トップ15を発表していきたいと思います.ご意見番は今年も荒俣宏さんです」
荒俣宏「お願いします.いや〜驚きのトップニュースたらあれでしょう.あれでしょう.この1年は.ショーヘイオータニでしょう.今度は,この番組でそれ以上の驚きが出てくりゃうれしね」
「ショーヘイオータニを超える驚きはなかなか無いと思いますよ.(笑い)
では,早速行きますか.THIS IS COOL JAPAN NEWS(CJN)!」
NHK BS1 2022年 1月1日
世界が驚いた,これぞ,ニッポンのニュース
新春スペシャル2022
トップ15
15位 警察署が五輪出演で交通安全 交通安全ピクトグラム
14位 栃木:都道府県ランキングで注目,戦隊ヒーロー撮影の聖地での特撮爆破体験
13位 あおり運転 厳罰化1年摘発増 ロシア人のローマンさんの交通実況動画
新たな家庭の問題 夫婦げんかの真相は?
12位 刺身で夫婦喧嘩 ネットで論争
Sashimi couses houshold argument? Hested debate on the Internet.
お刺身で家庭内の問題勃発?ネットで大論争が起きました.きっかけは30代主婦A子さんの夫婦喧嘩に関する掲示板への書き込み.
2021年のお正月のこと.A子さんがデパートで買ったお刺身を食卓に出したところ,夫があからさまに不機嫌に.更に「いただきます」も言わず食べ始め,不満げな空気.
険悪なムードのまま時間は過ぎ,いつもなら片づけをしてくれるのに,無言で立ち去ったのです.
皆さん,夫に何が起こったのか分かりましたか?
妻が問い詰め,判明した真相は,“お刺身がパックのままだった”から.
これに外国人は,「This is a very Japanese story. かなりニッポンらしい話」「For a plate? I don't care. お皿?なんでもいい」「Appearance matters too! 見た目も重要さ」「He should do it himself. 自分でやりなさいよ」
街行く人にどっち派か聞きました.
Q あなたの本音は「パック」「盛る」どっち?
男の子連れ夫婦:
全員“パック”.
母&父「気が合う」「逆に気にする気持ちが分からない」「結構きれいに盛ってくれてあるから.そのまま」「きれいきれい」「なんか洗い物もなんか」
男の子「少し気になる」
う〜ん.ごもっとも.
主婦友のお二人:
“盛る” “パック”
「見た目的にそのまま買ってきましたって出すよりは,皿に移し替えた方が見栄えがちょっと違うかなっていう」
「パックでツマとかも入ってるし,そのまま出せるので.でも結婚した当初,言われたのが.『お刺身,お皿に移し替えてほしい』って,旦那さんに言われましたけど,こっち(パック)できました」
長年パックのままだというご夫婦
夫「盛る」妻「パック」
「(夫を見て)あれっ!パックじゃないの?」「はい.お刺身は日本の食材ですから,やっぱり器があると美味しく感じますよね」
奥様そう言ってますが---
「自分でやってください」「自分でやります」
果たして“パック”“盛る”の結果は?
まさに拮抗.
200人に聞いた結果---
Q あなたの本音は「パック」「盛る」どっち?
パック派が,およそ60%で勝利.
でも盛る派の人も結構いますね.
そこで,「クールジャパン」から,裏技を伝授.
①蓋付きの刺身パックを勢いよくひっくり返す.
②パックのトレーを外し,お皿を載せる.
③皿を押さえ,一気にひっくり返す.
あら美しい!
一度,お試しあれ.
「さあ,刺身問題ですね」「はい.どうですか?鴻上さん」
「僕は----僕はね.だから,本当にパックからお皿に盛ろうとして,何回ボロボロにしたか---(笑い)」「逆に難しいですよね」
「難しいんですよ」「あの,裏技いいですね」
「ちょっとビックリしました.早速試してみます」
「はい.さあ,では,外国の皆さんは,どう思うか伺ってみましょう.刺身パックのままでいい.パックでもいいという方は金.いやいやいや,盛りなさいという方は赤.それでは扇子をあげて下さい.どうぞ」
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「パックが金ね.盛るが赤.あら,イタリア人が何かすごい我が物顔して---」
フラビオ(イタリア)(パック)「夫の行動は別にしても(horrible),しかし,パックは最悪だよ(more horrible)」「なぜ?」
フラビオ(イタリア)「食べ物や食卓を囲む人にちゃんと敬意を払わないと.買ってきたパックをそのまま出すのは敬意がない!」
「フラビオは,自分で替えますか?自分でやる」
フラビオ(イタリア)「もちろんです」「なるほどね」
「あら,ヘザーさん.パックをそのまま使う方がSDGSとしても,いいような気がしますけど---」
ヘザー(アメリカ)「パックのまま出すなんて,ちょっと怠けすぎよ!ありえない!」
「ありゃ,そうですか.あ〜そうですか.さあ,ハイケ.What do you think?」
ハイケ(ドイツ)「日本のパックは美しい.だから,なんの問題もないわ」
サスィウィモン(タイ)「お皿を洗う身になってよ!毎日! 1日3回! パックは最高よ」「分かった分かった.すごいリアルだから分かったぞ」
特別な日でもパックのままはあり?
「まあ,この場合は,だから,正月だったので,いわゆるスペシャルデー,つまり,クリスマスイブだとかクリスマスだったから----
あっ,いけない.手いっぱい上がった」
エリスカ(スロバキア)「特別な日こそ奥さんに楽をさせてあげるべき」「なるほど,いいこと言った」
フランキー(南アフリカ)「日本は,クリスマスに買うフライドチキンを盛り直すの?」「そのまま」
フランキー(南アフリカ)「そのままよね!(ドヤ顔)」
「ちょっと待ってよ.いやいやトレーに盛るって言ってる,赤を出してる人に,ピザは,ピザは替えるのかい?」
アーロン(ニュージーランド)「そのままだね」
「じゃあ,なんで,それは赤なの?」
アーロン(ニュージーランド)「それは,特別な日の話?」「うん,スペシャルピザ」
アーロン(ニュージーランド)「お皿に盛るね.でかい皿にね」(笑い)
皆さんの国で手抜き論争はある?
「じゃあ,日本は,冷凍ギョーザは手抜きだとか,ポテトサラダぐらい作れとか言って,特に女性がそうやって言われて割と問題になることがずーっと続いたりするんですけど,皆さんお国では,こういう論争というか,起こりませんかね?」
フラビオ(イタリア)「例えば出来合いのパスタソースを使うときに,少しだけ手をくわえて,罪悪感を消すんだよね」(笑い)「あ〜」
フラビオ(イタリア)「重要なのは,男女の問題じゃないこと.妻だけ手抜きとは言わないよ」
「ピザ買って,パイナップルをのっけるとかそういうことか(笑い).そういうことか.なるほど」
(そんなのピザじゃない!!!!)
「ハイケどうですか?ドイツでは,そういう論争は起こんない?」
ハイケ(ドイツ)「ないと思うわ.正直,そんなことにこだわる時間なんてないし,文句がある男性は自分でやればって感じね」
ニコラ(フランス)「フランスでは,料理を出す人が決めればいいんだ.周りがとやかく言うのは,すごく変な感じがする」
ジニー(オーストラリア)「日本人の男性は,母親像を奥さんに求める傾向があるわ.若い男性が思い描く幻想よ」(笑い)
「ちょっと待って下さい.
女性が冷凍食品とか,スーパーのお総菜を買ったことを,手抜きだとか努力してないって,私の国では言われているってところ」
「ビンタよ!」「そうね」
挙手は韓国一人.
「あっ,韓国だけ?友達は,韓国だけなのね!」
ジュン(韓国)「説明させて下さい.手抜きだと言われるのは,妻が専業主婦の場合です.働いている女性に手抜き論争はありません.専業主婦の場合です」
「働いている女性に関しては,世界中どこも文句言ってないってことですね」「理解はあるっていう」「麻里ちゃん,どうですか?この問題に関しては?」
「いや,とくに冷凍だとか,お総菜が日々進化していて,とっても美味しいと思うんですよ.だから,そういうのはどんどん取り入れても私はいいと思うんですよ」
「本当にそういうことなんですよね.さあ,そういうことで,ご意見番,いかがでございますか?」
荒俣さん「もう,こっちが言うことないなあ.うちと全く同じですよ.パックのまんまでダメじゃないか.盛れ!なんて言ったら,多分,これ(パンパン)ですよ.これを今,麻里ちゃんもうまいこと言ったけど,やっぱり時代が変わってるので,これはダメだって言うんじゃなくなってるんだよね.こっちの方が,もしかしたらメリットあるよ,というような比較になってるので.
それで,昔,この質問出したら,日本人だって『盛りなさい』が,これが90%ぐらいだったと思います.今だから60%(言い間違い?40%)くらい,これ,やっぱり,その方がいろんな面でメリットが,より大きなメリットがあるんだよね.だからメリットがある方へ,みんなが動くっていう,一つの実例じゃないですかね.
でも,どこの国でも,ものすごい熱い戦いはまだあるっていうのが分かりました」