三谷芳美さんのこころの風景直径1mを超える大きなユーカリの思い出
にっぽん縦断こころ旅 NHKBSP
906日目三重県鈴鹿市放送日:2020年4月2日(再放送2021年4月4日)
三谷芳美さん(70歳)からのお手紙
http://www.ztv.ne.jp/web/mieryokusui/mieryokusui/kyozyukoboku.html#22
「直径1mを超える大きなユーカリの思い出」
正平さん,スタッフの皆さん,チャリオ君いつも楽しい旅を伝えていただきありがとうございます.
さて,私の思い出は少年時代のことです.
母は一人で3人(姉二人と私)を6畳一間の保育園の用務員室で育ててくれました(母は96歳で健在で元気です)
給食を作る調理師も兼ねて仕事をしていました.
その頃,長い休みは母の実家(石薬師町 鞠ケ野)へ預けられていました.給食を作る場に子供を入れることが出来ないためです.母の実家へは四日市の駅前から長沢行きのバス(その頃はボンネットバスでした.運転席の横からバナナのような方向指示器が出ていたのを覚えています)
久間田でバスを降り3kmほどの砂利道を歩いたのですが,
その途中のお寺に大きなユーカリの木が有りました.そこまで歩くとあと15分くらいで到着,ホッとした思い出が有りました.
その辺りからの家はほとんどが親戚で,顔を見ると「今年も来たか」と声がかかります.
私が高校受験を終え,志望の工業高校へは母と長女の稼ぎで家を建ててくれた家から通いました.
今もそのユーカリの木の近くで住んでいます.
最近,そのユーカリには兄弟がいることを知りました.
お寺から数100m離れた何にもない空き地にもう一本スクッと立っています.誰も手入れをしていないためか,15~20mあるようには感じます.
なぜ,この土地に植えられたのか歴史的なことはわかりません.ただ,夏休みお寺のでっかいユーカリの木陰が涼しく,あと少しとホッとした思い出が今も残っています.
正平さん,でっかい2本のユーカリの木を全国の皆さんにぜひ,見せてあげて下さい.100年を超えるユーカリの木なんて聞いたことが有リません.
1950年2月生まれの同級のじいさんです.
火野正平「このテレビを見た人,もしかしたら,あれがそうかな,って近所にあるかもしれないって.
何故植えたかっていうのも,さっきのお寺の人が言ってた.ロサンゼルスから持ち帰った.種を.それで植えて苗になってみんなに分けて,残りがこの兄弟二人だって.
頑張れよ〜.おいらも頑張るから.時々コアラは来るらしい」