台風と梅雨前線による大雨が去った日曜日.
台風一過の晴れ,とはなりませんでしたが,浄妙寺まで散歩に出かけました.途中の草木を眺めながら.
旧川喜多邸の静かなたたずまいは,いつもてもほっとできる空間です.
鶴岡八幡宮の空には,いつも鳶が舞っている気がします.
浄妙寺の境内は,日曜日でも混み合うことのなくて,ゆったりできます.
緑と花々を楽しむことのできるお寺でもあります.4月にはボタンや白藤.
https://yachikusakusaki.hatenablog.com/entry/2022/07/11/234912
今の時期もヤマアジサイ等を楽しめるはず.
よく見ると,小さな花々も.
雑草扱いされることもありますが,わざと残してあるのだと思います.
タツナミソウ.ほとんど花は終わっていて,最後の花です.残りはすでに種の状態になっていましたが,沢山育てられていました.
ヤマアジサイが沢山植えられています.鎌倉でヤマアジサイを楽しむなら,光則寺か,ここ,浄妙寺でしょう.
浄妙寺には,敷地内にレストランカフェがあり,その前の庭には,アジサイや柘榴の木が花を咲かせていました.
本堂の前の庭に,夏椿が咲いていました.
昨年7月に来たときに咲いているのに気づきましたが,6月初めに開花しているとは思いませんでした.
昨年のブログで,古今短歌歳時記よりナツツバキ/シャラノキを詠んだ歌を掲載しました.
https://yachikusakusaki.hatenablog.com/entry/2022/07/11/234912
再録させていただきます.
沙羅双樹しろき花ちる夕風に人の子おもふ凡下のこころ 与謝野晶子 舞姫
山のあらし一夜ふきつつ砂のへに白く落ちたる沙羅双樹のはな 斎藤茂吉 白桃
つゆの雨に咲く沙羅の木の花白く雨の色くらき土に落ちつつ 福田栄一 詠吟
遺し文風に洗われいる母の昔の夏にゆく沙羅の花 馬場あき子 飛花抄