しいたけ 東京・青梅1
http://yachikusakusaki.hatenablog.com/entry/2020/11/08/121520
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「(炭火焼きシイタケ)きれいですね」「ありがうございます」
「ホント,きれい.シイタケをきれいって言ったの初めてだな」「どうぞ」
「いただきます.アワビだね」「あ〜なるほど」「山のアワビ」
「これは山のアワビです.最高ですね.いい表現ですね.山のアワビって」
ホントにおいしそうですが----
--テーマは「ビックリ洋風アレンジ」でしたよね.
ということで,うわさのこの方が助っ人に.
しいたけ 東京・青梅2
「続いてのしいたけ料理なんですけど---,あっ,ちょっと,お父さん,一体誰--? 紹介してください.誰なんですか?」
「私の娘の幸紀(さき)です」「幸紀さん,よろしく」「よろしくお願いします」
「幸紀さんも手伝ってるんですか?」「はい,園内で小さいキノコ料理のカフェをやってます」
「で,幸紀ちゃんの洋風アレンジしいたけ料理ってことですよね?」「はい,そうです」
「これ,目の前にあるのがそれですか?」「はい,そうですね」
「これ何ですか?」「粉末のキノコを入れて煮込んだトマトソースのパスタです」
「トマトソースにも,粉末のキノコが入ってる?」「そうなんです.粗く粉砕した乾燥シイタケを入れて煮込んでます」
幸紀さん特製のパスタソース.味の決め手は乾燥シイタケの粉末.スライスした完熟シイタケを丸1日天日で干してから細かく刻んでいます.
(内沼きのこ園では粉末を販売しています)
乾燥させることで出汁が出やすくなり,ソースのうま味がグッと増すんですって.
(この画像は,内沼キノコ園Cafeの料理.番組で提供されたパスタには,シイタケが載せられていました)
「いただきます」「どうですか?」
「合いますね」「合います?」(笑い)「低音の梅沢でました」
「これ,うまいわ」「パスタもおいしい.キノコもおいしい.だって,それもう,抜群にうまいですよね」
「うまいね」
「娘さんは,昔から料理は好きだったんですか?」「そうですね.お料理が好きで,大学は家政科に行きましたので.で,父のキノコはやっぱりおいしいと思ってますので.うふふふふ」
「お父さん,ちょっとうれしいこと言うてるやないですか,娘さん.お父さん,最高でしょ?ずっと,娘が近くにいてるから」「そうですね」「だといいんだけど」「なかなか離したくないですね」「ハハハハハ」
「娘さんにアヒージョ作ってもらうってね.キノコ入れて」「はい」
「そいそう,言ってましたよ.娘にアヒージョ.『アヒージョなんか知ってるんですか?』『娘に作ってもらうんだよ』って言ってましたから.大好きらしいですよ」「はははは」
「だから,さっちゃん.アヒージョ出す時に,この梅沢さんのギャグ使って」「えっ.また始まった」
「お父さんにアヒージョ出した時に,『お父さん,アヒージョだからね.アヒージョ』」「?」「?」(困惑)
「さっちゃん.聞かなくていいです」「はははは」
「アヒージョだから,気をつけてよ」「フーフーしないとアヒージョ」「あ〜」
「やっと分かってくれた」
梅沢さんのギャグは,聞かなかったことにして,次の料理に行きましょう.
続いての洋風レシピは---
「シイタケのホットサンド」
「さすがにサンドイッチは合わないんじゃないですか?」「いや,おいしいと思います」
「あんまり聞かないですよね」「シイタケ入りのサンドイッチ.あんまり聞いたことない」
「何でも,やりゃあいいってもんじゃないですよ」「おいしい.結構人気です」
「分かりました.じゃあお願いします」
シイタケのホットサンドは:
まず,二枚の食パン両方にバターを塗ります.
そして,隠し味となるのが,オリーブオイルと粉末しいたけを混ぜた,このきのこペースト.
特製きのこペースト
粉末しいたけ1:6オリーブ油
「これが,ポイントなんですね」「粉末のしいたけがたくさん入ってます」「は〜い」
ペーストを塗ったら,ソテーしたシイタケを丸ごと4枚,豪快に乗せます.
更にベーコンとチーズもたっぷり載せたら,オーブントースターへ.
「お父さんは食べるんですか?こういうの,サンドイッチは」「私は,パンが苦手で」(幸紀さん,笑い)「日本人だから,お米食べないと」
「ふふふふ,終わってから娘さんに怒られますよ」(うなずく幸紀さん)「何で,そんなこと言うの?って」「おにぎりの中にシイタケ入れる」
「おにぎりの中にシイタケ?」「分かります.やっぱ,この世代はね.どうしてもやっぱパンよりね」「そうですね」「おいしいパン,食べたことないから,私の時代はね」「あ〜なるほどね」「ホント,まずかったんだ,パン」
「あれ,梅沢さん,どんな感じですか?パンは.ええ感じ?」「お〜,これいいんじゃないですか?娘,ちょっと見てください」「焼き色が付いてチーズが溶けてればもう大丈夫です」
「もう,チーズ溶けてますよ」
チーズが溶けたら,間にレタスを挟むんですが--- 梅沢さん!ちょっと待って.
「熱っ,あつつつつ」「間に,あのレタスを挟んで頂いて--」
「レタスレタス!」「聞く前に,野菜を入れる前に---」「完成しました?レタス抜き」
「オレが入れますから」「お願いします」
「いや,ひっついていい感じなんですよ」
梅沢さんは,レタス抜きになっちゃいましたが,レタスを挟むとこんな感じ.おいしそうですね.
「これは結構なボリュームですよ.はい」「はいはい.どうですか?」
「シイタケサンド,ありです!」「あり!」「ありがとうございます」
「さんざん言っといて」「いやいや,シイタケサンド,大あり!これ,我が家の秘伝ですっていうの分かるわ.これ,いい」
「確かに,ペースト状のシイタケ,分かる.シイタケ,チーズ,ベーコン.いいですねよね,レタスが!」「そうですね.シンプルな具材で,シイタケが十分おいしいと思いますので」「うんうん,おいしいです」「ありがとうございます」
「これはお父さん,食べなダメですよ」「これ,いった方がいいですよ」「食べた方がいいですよ」「本当にうまい」
「シイタケは,三大うま味のグアニル酸ですから,でそれが入って,もう一つはグルタミン酸.あとイノシン酸があって---」
「お父さん,お父さん,話しをごまかさないでください (爆笑) パン,嫌いやからって,栄養価で逃げんのやめてください」
さあ続いては----
”あの儀式にも?若手ホープのシイタケ定食”
続く