今年の気候は,“例年”とは,かなり違っているように思います.我が家の庭の花は,秋の遅れを証言.クジャクアスターは,現在,三分咲き.フジバカマは見頃ですが,七分咲き.パイナップルセージが最も遅れていて,まだチラホラ.それでも,一応,三種咲きそろって,秋だな〜と言える庭になりました.

強力な台風が続けて到来.

まだ被害の全容すらつかめない中,やや小ぶりな台風が二つ.

梅雨が長かったかと思えば,残暑も長く---,そして,台風.

いつから夏になったのか? 思い出せません.

そして,いつ夏が終わったのか? よく分かりません.

今年の気候は,“例年”(⇒*)とは,かなり違っているように思います.

秋晴れはいつ望める?

 

関東地方の秋の到来は,確実に遅れています.我が家の庭の花の証言によれば.

 

クジャクアスター (キク科,シムフィヨトリクム属⇒**

フジバカマ (キク科,ヒヨドリバナ⇒**

パイナップルセージサルビア・エレガンス シソ科,アキギリ族/サルビア⇒***

 

この三種の花々が,庭に咲きそろうことで,例年,秋だな〜との思いにひたれます.

早ければ9月の終わり,通常は10月の第一・二週,遅くとも第三週には咲きそろうのですが----.

今年は一週間〜二週間遅れ,

クジャクアスターは,現在,三分咲きといったところでしょうか.

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 仲間のビクトリアは二三週早く咲いてくれます(今年は,やはり遅れていましたが)

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フジバカマは,これぐらいが見頃(七分咲き?)

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赤花のパイナップルセージが最も遅れていて,まだチラホラ.そもそもつぼみの付き方が極端に悪い.

 お仲間のアメジストセージ/メキシカンブッシュセージ(Salvia.leucantha)は,例年,ずっと早くから咲いてくれます.

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それでも,一応,三種咲きそろって,秋だな〜と言える庭になりました.

そのほかの花々や実,そして,スイセンの芽も,秋を告げてくれています.

 

ボケの実とシュウメイギク

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ナンテンの実が赤く色づくのはまだこれから.

ビバーナム・ティヌスの実は.しっかり色づいています.

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栄養系トレニア:初夏から秋まで咲いている優等生.

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 ハイビスカスのつぼみ.この植物にとっては寒くなって来たので,もう開かないかもしれません.ジンジャー・リリー(ヘディキウム)は最後の花.つぼみがあればまだ咲くのですが.

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 早咲きのスイセンは,もう芽を出しています.花の終わったヒガンバナ.これから球根の栄養補給!

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ホウライムラサキの実は,かなり美しく色づいています.緑のままのものを残しながら.

イヌタデ(ネコマンマ)は,花が少なくなったユーフォルビア/ダイヤモンド・フロストの中で目立っています.雑草のくせに.

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例年と平年:

私たちは個人個人の感覚で“いつもの年”のような気持ちで使っていますが,個人個人の例年/平年はバラバラでしょう.それでも,気候のあいさつではこれで通じて,話が進みますから,それでいいのですが---

個人個人の感覚とは別の約束事(定義)があるはずです.しかしどこが違うか分かりません.

下記にネット上の説明を添付.同じような内容を表していますが,定義・使い方は異なるようです.

私の理解する範囲では,

例年値:一定期間(20数年)の平均値,

平年並:天気予報などで使う言葉で,過去30年間(10年ごとに入れ替え)の値の中間付近の値(11番目から20番目の数字の範囲内)

 

“例年”

気象庁では,“例年値”という用語を用いていて,その定義は

「ある検証指数について、その指数の統計が始まって以降まとまった期間(20数年)にわたって平均した値のことです。 例年値は全国を11に分けた地方予報区および全国を対象に算出しています」

とのこと.気象庁 | 天気予報の精度の例年値とその特徴

 

“平年”

天気予報などでは,例年値よりよく耳にする言葉が平年値.実際には平年並みとか平年より高い/低い(気温),多い/少ない(降水量)などとして.

ウェザーニュース”例年”とは違う"平年並"が表している本当の意味とは - ウェザーニュース

では次のように説明しています.

「気象業界でいう平年とは、30年間の平均値のことです。

では、30年間とは一体いつからいつまでの30年間かというと、現在は1981年〜2010年。
“現在は”とわざわざつけたのは、常に同じではないからです。

平年は、西暦の1の位が1の年ごと、つまり10年ごとに更新されるのです。
3年後の2021年には、平年が1991年〜2020年の30年間の平均値に変わります。」”例年”とは違う"平年並"が表している本当の意味とは - ウェザーニュース

 

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