午後は,どんよりした天気ながら,雨は降らず.横須賀しょうぶ園へ行って来ました.
道路が整備された今は,鎌倉からは,車で行くのがおそらく一番早いと思いますが,今日は,横須賀線で衣笠まで,その後バス(しょうぶ園前にとまるバスは1時間に2本)という経路をとりました.
https://www.ryokukazouen.jp/iris/?page_id=61
すいれん池の睡蓮は,黄花が少し咲き始めたところ.
アオサギが一羽.休んでいるのか,獲物を狙っているのか?
足元の石に見えるのは,もしかすると亀??
植物園としてはそれほど広くありませんが,園内の植物は藤,石楠花と花菖蒲に絞られています.中でも広い場所が取られているのがハナショウブ.
ほんの一部だけしか開花していない品種がある一方,すっかり咲きそろったものもあって,十分楽しめました.
一体何種類植えられているのか?100種はゆうに越えていると思います.江戸時代から品種改良が進められた賜物ですね.
黄花もあるなんて知りませんでした.西洋種との交配かと思われます.
紫陽花は園のまわりの飾りという感じで植えられていました.
花が終わった桜と藤.
園全体を囲むのは樹木たち.
タイサンボクには,いくつか花が咲いていました.
ケヤキの新緑は,この時期になっても,なかなかの美しさ.
メタセコイヤは,かなり大きく育っていて,シンボルツリーと言えるほどに.
梅雨(関東地方の梅雨入りはまだとのことですが)のうっとうしい気分を晴らしてくれる午後でした.
ハナショウブ ニッポニカの解説より 一部抜粋
https://kotobank.jp/word/ハナショウブ-1577863
アヤメ科(APG分類:アヤメ科)の多年草.日本に野生するアヤメ属植物の1種ノハナショウブを改良した園芸種.
同じくアヤメ属のアヤメやカキツバタとよく似ており,間違えることが多いが,本種は,葉の中央脈が両側に稜(りょう)をつくって浮き出るのが特徴である.
https://www.engei.net/guide/guide.asp?ID=822
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各地に大小の花菖蒲園があるが,公の観賞施設としては,東京都葛飾(かつしか)区の堀切(ほりきり)花菖蒲園が,江戸時代にその母体が開設されたのが始まりである.
https://www.city.katsushika.lg.jp/history/history/2-3-3-134.html
現在は全国各地に名所があり,北海道の長沼花菖蒲園,山形県の長井あやめ公園,茨城県の水郷潮来(すいごういたこ)あやめ園,東京の明治神宮内苑(ないえん),東京都葛飾区の水元(みずもと)公園,伊豆の修善寺(しゅぜんじ)自然公園,熊本県玉名市の高瀬裏川沿い,宮崎市の市民の森などがある.
ハナショウブは,
キジカクシ目 Asparagales,アヤメ科 Iridaceae,アヤメ属 Iris,ノハナショウブ(広義) I. ensata,ハナショウブ(変種)I. ensata var. ensata.(Iris ensata Thunb.)