連休の鎌倉の混雑を避けて,横須賀観音崎公園に行って来ました.
これから1年三浦半島を回ってみようかと思い立ち,その1回目の行き先として選んだ次第.
観音崎までは,鎌倉から一直線のコースが取れないので,近いとは言えませんが,車は使わず,電車とバスを乗り継ぐ経路をとりました.
これは,同時に東京の防衛の要の位置にあったことを意味しています.
観音崎は,幕末に江戸湾防備の台場が、さらに明治以降は首都圏防衛の東京湾要塞の砲台が築かれた場所でもあります.今でも,公園内に砲台跡が残っています.
(なお,地名は観音崎ですが,灯台を表すときは観音埼灯台と書く場合がほとんどです.灯台名の表記は海図の表記を優先しているためです.
国土交通省の説明 https://www1.kaiho.mlit.go.jp/data_inquiry/faq/saki_saki.html
: 「埼」と「崎」のことですが、海図では海洋に突出した陸地の突端部の名称としての(Saki)は、おおむね土へんの「埼」を用いています。例えば、東京湾付近では地図帳などには野島崎・観音崎・剱崎と「山へん」で記載されていますが、海図には「土へん」で野島埼・観音埼・剱埼と図載しています。)
今日は,ただただ園内を見て回り(花の広場〜観音埼灯台〜海岸園地),公園で出会った花の写真を撮ってきたので,以下並べてみます.
公園の南西にある花の広場.
「花の」と形容されていますが,基本的には芝生広場で,花はほんの一部にあるだけでした.
広場に入ってまず目についたのは,アカツメクサ,シロツメクサ,
花として植えられていたのは,ポピー,ムギセンノウ(アグロステンマ),ネモフィラ,ヤグルマギク,ビオラなど.
私は大好きな花ばかりでしたが,どれも放っておいても育つ花ですね.あまり手をかけている様子は見えませんでしたが,そこが好ましいとも言えます.
植えられた花は,ここのみで,残りの出会った花たちは,全て野生かと思われます.
ハルジオンとトキワツユクサ.
ハルジオンにはヤブキリの幼虫が止まっていました.花粉を求めてやって来たのかと思われます.
遊歩道を歩いているときに,いたるところで出会ったのが,マルバウツギ.これは鎌倉の山にも多いウツギです.
観音崎公園では,そのほかのウツギにも出会いました.コゴメウツギとハコネウツギ(多分)です.
単に「ウツギ」と標識のある木は,まだ蕾でした.卯の花が咲くにはまだ早いということでしょう.
花が散って実になりかけている桑にも出会いました.
ヤマツツジに出会ったのは二度ほど.
戦没船員の碑
そして,灯台.
パノラマで撮った写真は,先端が切れてしまった----急いでいて確かめませんでした.
ミズキとツキシキケンマ(筑紫黄華鬘).どちらも初めて出会ったように思います.
海岸へ出ると,コマツヨイグサとハマダイコンが群生していました.鎌倉でも見る花ですが,これほどの群生は見ません.