野の花（大船フラワーセンターで出会った春の花１）　フラワーセンターでは「森の小道」と名付けられたコーナーで，野の花々に会うことができます．タンポポ，ニリンソウ，シャガ，ウグイスカグラ，そして，エビネ．タンポポとニリンソウの花には，ヤブキリの幼虫が！この時期の主な食餌の一つが花粉だそうです．　木のもとの海老根蘭がつけし白花汲むばかりなり長き日のくれ　松本滋代

雲がやや多かったものの，暖かな日．午後，思い立って大船フラワーセンターへ．

ソメイヨシノは，散ってしましたが---

八重桜が見頃．

シャクナゲはほぼ満開で，ツツジも咲き始め，

広々とした花壇は様々な春の花で埋められていました．

今日から何回かに分けて，撮ってきた写真を紹介させてもらいます．

今日は野の花編．

フラワーセンターでは「森の小道」と名付けられたコーナーの花たちが中心になります．

まずはタンポポ（蒲公英）．

沢山咲いていたのは森の小道ではなく，市道との境の塀沿い．森の小道には二株か三株のみ．

その内の一株の花をよく見ると，バッタ類の幼虫が止まっていました．

友人に聞くと「普通のバッタというよりヤブキリか何かの幼虫」とのこと．

その言葉を頼りに調べてみると---

https://insect.design/battamoku/kirigirisuka/yabukiri

「ヤブキリとキリギリスの幼虫はよく似ていますが、背の筋を見るとはっきり区別できます。ヤブキリは筋が１本。それに対してキリギリスは２本」

初めは２本あると思い「きりぎりすだ」と思ったのですが，よく見るとどうも一本のよう．

最終的にはヤブキリとしました．この時期，花粉を食べているそうです．

バッタ目（直翅目）キリギリス亜目（剣弁亜目）キリギリス科キリギリス亜科ヤブキリ族ヤブキリ属ヤブキリ

「森の小道」で，もっとも愛らしいと思ったのはニリンソウです．

キンポウゲ目 Ranunculalesキンポウゲ科 Ranunculaceaeイチリンソウ属 Anemone

ニリンソウ A. flaccida

そして，ここにもヤブキリの幼虫が！

春の進みが早い今年．もうシャガが満開になっています．ここ「森の小道」でも．

わが家で挿し木が一株だけ根付いたウグイスカグラのかなり大きな木がありました．

そして，エビネの群生も見られました．

木のもとの海老根蘭がつけし白花汲むばかりなり長き日のくれ　　松本滋代　晩紅花