今日は昨日出かけた長谷寺近くの御霊神社(ごりょうじんじゃ)から,極楽寺坂・成就院,鎌倉海浜公園坂の下,実朝歌碑まで,散策してきました.
御霊神社は,鎌倉七福神・福禄寿のお宮でもあります.
以下,撮ってきた写真の羅列になってしまいますが--
長谷まで江ノ電を利用.
御霊神社は,江ノ電の線路越しのお宮.写真撮影不可なので境内の外からの撮影.
本堂の横の宝物殿に,福禄寿のお面があります.例祭での「面掛行列」に使われるもの.
https://www.yoritomo-japan.com/gyoji-maturi/goryo-menkake.htm
https://ja.wikipedia.org/wiki/福禄寿
極楽寺坂まで歩くと
あまり知られていませんが,こぢんまりしたきれいなお寺です.
極楽寺坂を下って,海岸へ.
波のきらめき.海はいいですね.
道路沿いに,公園が整備されています.実朝の歌碑は,この公園内にあります.
世の中は つねにもがもな なぎさこぐ あまの小舟の 綱手かなしも
小倉百人一首(第93番)に選ばれた歌です.
波よけ(多分)には,鵜が一列に並んで止まっていました.
友人に聞いたところ,「海にいるからウミウというわけではない.ウミウかカワウかは,双眼鏡で詳しく見ないと分からない」そうです.
江ノ島水族館の方の記事では,「一般的にカワウの方が圧倒的に多いことから,(藤沢鎌倉あたりの鵜は)多分カワウ」
https://www.enosui.com/diaryentry.php?eid=05671
http://www.koueki-suntory-aityou.jp/topics/1606.html
福禄寿 ふくろくじゅ
ニッポニカ,日本国語大辞典
幸福と封禄(収入)と長寿を兼ね備えるという中国の福神.
背が低く,長頭で長いひげをもち,杖に経巻を結び,鶴を伴っている姿に表現される.中国北宋の道士天南星の化身であるとも南極星の化身ともいう.また寿老人と混同されることもままある.
日本に導入されたのは,おもに禅宗の流布と関連する水墨画の題材としてであり,やがて七福神の一つに数えられるに至ったが,独自の福神としては一般の信仰対象にならなかった.
御霊神社ごりょうじんじゃ
https://www.trip-kamakura.com/place/148.html
源頼朝の鎌倉入り以前からあった古い神社で,平安時代の武士・鎌倉景正(権五郎景政 後三年の役で活躍した平安時代の武士)を祀る.
毎年9月18日に行われる例祭では,釜に煮立てた湯の中に笹を入れて湯玉を散らす湯花神楽が行われ,神輿の渡御もあります.この神幸の行列の中に,県の無形文化財に指定された「面掛行列」が含まれています.
面掛行列:総勢10人は,前の8人が同じ衣装で爺・鬼・異形・鼻長烏天狗・翁・火吹男・福禄寿の面を付け,その後ろに黒紋付の裾模様におかめの面を付けた妊婦,同じくおかめの面を付けた産婆が続きます.いずれも男性が務めます.
この行列の由来は,頼朝の寵愛を受けた村娘の一族が頼朝の側に仕え,外出の際に面を付けて守護したためといわれます.
この行列と御霊神社との直接の関係はなく,もとは鶴岡八幡宮の神幸に出ていたもので,それが御霊神社にうつされました.面には1768年の銘があり,貴重です.境内の宝物庫に保管されています.