いつもの散歩コース,おんめ様(鎌倉大巧寺)の小径に,ボタンクサギが咲いていました.
クサギは,野草ですが,ボタンクサギは観賞用に育てられているとのこと.
かなり美しい花.もっと育てられてよい花かなと思うのですが----.「クサギ(臭木)」の名前で損をしているのかなと思います.
こちらは,専ら「ゲンペイカズラ」の名前で多くのフラワーショップに並べられています.
私も育てたことがありますが,誰からも愛される花姿かと思います.そして名前を変えて流通をはかった方々の作戦勝ちですね.
ゲンペイカズラとは-育て方図鑑|みんなの趣味の園芸NHK出版
野草のクサギ.
なかなかかわいらし花ですが,古くから薬用植物として用いられていたとか.現在の漢方薬には記載がありませんが---
熊本大学のデータベースには,
「茎葉,根ともに降圧,鎮痛作用があり,リウマチ,半身不随,高血圧などに用いる.皮膚病,腫れ物,痔には生の葉の煎液で患部を洗う.
和名の通り葉は異臭を有するが,若葉は灰汁抜きし水でさらして,お浸し,あえ物などの料理に山菜として食べることができる.」とあります.
クサギはシソ科クサギ属の植物.異臭があるとのことですが,シソ科の仲間たちを考えれば,ハーブともいえるのではないでしょうか?
シソ目 Lamiales,シソ科 Lamiaceae,キランソウ亜科 Ajugoideae,
クサギ属 Clerodendrum
クサギ C. trichotomum
ボタンクサギ C. bungei