ヨハンナ「Hi, this is Johanna from CJN. 日本の環境問題に大きな動きがありました.こちらです(レジ袋を掲げる)」
新春特集 「世界が驚いた!これぞニッポンのNEWS」 - COOL JAPAN〜発掘!かっこいいニッポン〜 - NHK
第6位 全国でレジ袋の有料化開始
去年7月1日,全国のコンビニやスーパーで,レジ袋の有料化が始まりました.
海洋プラスチックゴミの削減と,地球温暖化対策のためです.
▽レジ袋有料化に外国人は?
「環境にすごくいい」「海外では当たり前」「やっと日本が動いた」「環境問題は大切だよ」
有料化が始まり,およそ半年.
街の人は---
「7月に入ってもらったのは,1〜2回ぐらいですかね」
「コンビニとかは,手に持てる範囲で,レジ袋買わなくなりました」
「マイバックを持っていくのは,楽しくなりました.でも,やっぱり,ゴミを捨てるのにレジ袋がいるので,それを買わなければならない.だから,変な感じします」
レジ袋をもらうか否かを聞くと,
cool japan 調べ 20代〜70代の男女200人に調査
その理由は?
「もったいないって思います.3円でも5円でもかさみますしね」
「お金がかかるから.まあ,有料だからですね」
cool japan 調べ 20代〜70代の男女200人に調査
お金がもったいないと答える人が,大半を占めました.
▽この結果に外国人は
「環境を考えようよ」「かなりがっかりね」「これじゃ減らないわ」「意識から変えないと」
と厳しいご意見.
更に問題になったのが,『カゴパク』.
『カゴパク』とは,店内で使用した店の買い物カゴを,そのまま持って帰ってしまうこと.
日本全国のスーパーで,この問題が起きているのです.
ヨハンナ「私は信じています.日本人がレジ袋の有料化の意味の真の理由を理解することを.ヨハンナの報告でした」
「うん,確かにレジ袋の有料化は,去年の大きなニュースになりましたけどね.
皆さんの国ではどうなんでしょうね」
「それでは聞いてみましょうか.レジ袋が有料だという国は金.無料だという国は赤をあげて下さい」
▽レジ袋は母国で有料?
有料 16
無料 4
「へ〜,あっ,そう.アメリカは無料?」
ヘザー(アメリカ)「州によって変わりつつあるけど,基本的に無料ね」
「なるほど.ドイツとかは当然--」
ハイケ(ドイツ)「ドイツでは20年前に,レジ袋無料は禁止されたの.今では,レジ袋すら備えてないわ.みんな,マイバッグを持参している」
「中国も有料なの?」
シュエ(中国)「私は北京出身ですが,レジ袋は20年前に禁止になりました.ドイツと同じで,スーパーにレジ袋は置いてないわ」
「さあ,日本では,8割以上の人がレジ袋を辞退しているんだけど,その理由は,環境ではなく,お金がもったいないから,レジ袋をもらわないというんですが,この理由についてはどうですか?」
ハファエレ(ブラジル)「環境意識があるのが一番だけど,結果として環境のためになっているならいいと思うわ」
「なるほどね」
アバン(シンガポール)「日本人は,エコバッグを持って行っているけど,スーパーに,水気のある商品用に小さな袋があるでしょ.日本人は,それが無料だから,どんどん使っているよね.これは,環境問題と相反する行為だよ」
ニコラ(フランス)「僕は,コンビニにマグカップを持っていくけど,店員が『紙コップに入れてからカップに移して』って.(大笑い)全く意図が分かっていない.環境問題を考えていない証拠だよ」
「さあ,あと,カゴパクっていうのを紹介しましたけど,皆さんの国では,カゴパクは起こりませんか?」
ヘザー(アメリカ)「アメリカにカゴパクはないわ.だってシステムが違うから.日本のレジはカゴから商品を出して違うカゴに入れる.アメリカだと,カゴから出したらバッグに入れる」
カイル(ベネズエラ)「カゴパクは透明傘を盗むのと似ていますね.安いから.でも犯罪ですよね」
ニコラ(フランス)「彼が言った傘や自転車のライトは,日本人にとって共有物なんだよ.(爆笑)一つ盗めば,それを誰かが盗む.日本に数年住んだ感想です」
「回ってくるんですね」「そうです」