寒い午後.何の気なしに窓の外を見てびっくり!
雪?みぞれ?
桜も咲こうかという暖かな日が続く中---
実際,夕方のニュースでは東京では桜開花宣言が出たそうですし.
我が家の庭ではボケやシャクナゲが咲き始めているのに.
みぞれの中のボケを撮ってみました.
昨日は,今日とは違って,快晴で暖かな日和でした.
新型コロナで鬱々としがちな気分を追い払うべく,鎌倉英勝寺へ.
草木が整えられ,花たちが元気なお寺です.
受付の下では,開花したフキノトウとユキノシタ(ヒマラヤユキノシタ)がお出迎え.
梅の花の時期には,大勢の方が訪れるのですが,今は花の痕跡のみ.
椿.花は残っていますが,散ってしまったものの方が断然多い.
秋にはモミジの紅葉でもよく知られているお寺です.
新緑の頃も大好きなのですが,3月は新芽.これも十分かわいいし,全体像も木によっては美しい.
一本だけ,種が樹上に残っていて,小さな花のように見えていました.
モミジと違って,大きな新芽をつけるのはアジサイ.
緑が映えるのはタケ.でもこれは新緑ではありません.タケは普通の植物とは違って春と秋が入れ替わって,今はタケノコのための最後の栄養分を送り込んでいるところ---,多分.
英勝寺の奧にはうっそうとした竹林があります.
梅や椿が終わり,桜はまだ咲いていない境内で,今が盛りの花木は3種.
ヤマブキ.
ミツマタ.
そして,
ピンクと白のコブシ.
(名札にコブシとあったので,コブシとして扱いましたが,後日調べたところ,おそらくシデコブシ)
鎌倉では余り見かけないように思いますが,春を知らせる大事な花です.
つぼみが開く直前の形が子どもの拳(こぶし)に似ているところからの名(日本語源大辞典),とのこと.
今日まで知らなかったので,開花直前のつぼみは撮影せず.
こぶしの木の下には,かわいらしい花々が.
シラユキゲシ,ショカツサイ(諸葛菜/ムララキハナナ)----.
オオイヌノフグリも,このように並べてみると美しい花と分かりますね.
英勝寺に別れを告げて,帰路に.
道すがら,ハクモクレンにも出会いました.
遠景のみのものはコブシだったかもしれません.
花の下に一枚葉があるかないか;ついているものはコブシだそうです.