鎌倉英勝寺.
白藤が美しいと聞いて足をのばしました.昨日のこと.
見渡すと彼方まで新緑が美しい境内.
溝にキショウブの群生を見ることができます.明治期に導入された美しい花.
しかし,野生化し河川に侵入した場合,「侵入生物」の扱いを受けるとのこと.
https://www.nies.go.jp/biodiversity/invasive/DB/detail/80820.html
ジャーマンアイリスも植えられています.あまりお寺的ではない?
マツヨイグサ.いい名前ですね.竹下夢二「宵待草」の候補植物の一つとのこと.江戸末期にアメリカからもたらされ,現在は雑草扱い.英勝寺境内でも隅っこにポツンと咲いていました.
境内の植物.
珍しい形の新芽も見られます.どれもすがすがしい.
5月の花といえば卯の花ウツギ.
葉がウツギより丸いマルバウツギが中央で見頃を迎えていました.
白藤は,本堂の奧の藤棚.
期待にたがわず見事でした.
ただし,この白藤. フジ Wisteria floribunda,シナフジ Wisteria sinensisのどちらかははっきりしません.
手もとのアプリPicturethisでは,花だけの時は「シナフジ」,葉を入れると「フジ」の判定.
英勝寺を後にして,寿福寺の山門付近.モミジの新緑はどこで見ても美しく大好きです.
道ばたでユウゲショウを見つけました.英勝寺で見たマツヨイグサと同じマツヨイグサ属の花.こちらも野生化しています.
しかし,マツヨイグサといい,ユウゲショウといい,良い名前をもらいましたね.
明治時代の園芸家はいいセンスをしています.今ならばカタカナの名前を付けられてしまうでしょう.オエノテラ.全く趣が違ってしまいます.