鎌倉光則寺,英勝寺に藤を訪ねた日々でしたが,鎌倉の藤と言えば,実は山あいの藤,と私は思っています.
その山の藤は咲いているでしょうか?
----見上げてみると,
新緑の一部が薄紫色に染められていました.いつの間にか,山の藤も開花していました!
もう少し間近に見たいと,以前もこのブログで取り上げたことのある別の場所へ移動.
咲いていました.
そしてこの場所からは藤と山つつじのツーショットが見られるんです!地味ですがなかなかのものと独り悦に入っている----
iPhone写真ではお伝えしきれませんが.
春日山谷の松とは朽ちぬとも梢にかへれ北の藤波 (続拾遺集・雑春・五二七) 藤原俊成
神路山君がこころの色をみんした葉の藤に花しひらけば (夫木抄・春六・二一九六) 西行
雲雀なく方に明るき山つつじ残れる花は枝ひくく咲く (山の井) 松村英一
以上,古今短歌歳時記(鳥居正博 教育社)より