水仙と彼岸花 芽が顔を出しました

水仙の芽が顔を出しました.

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芽の出る,花の咲く時期は水仙の種類によってかなりの違いが.

早いのは我が家に長くある白水仙.上の写真です.多分日本水仙またはその近縁種だと思いますが,1月の花といってよいでしょう.黄色ラッパ水仙は遅い.花の時期は一ヶ月以上違います.

ヒガンバナも今から葉をだしてこれから夏前までが栄養補給期間.花の咲く時期,芽の出る時期も赤が少しだけ先.

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ヒガンバナは花茎が先で,花が散った後に葉がでます.珍しいと思っていたらかなり沢山の球根植物が同様のとのこと.

我が家ではイヌサフラン(コルチカム).母親の好みで育ててきました.葉がないときに美しい花を秋に咲かせ(種類によっては春にも咲くそうです),2月頃葉が出始めます.ただ,例によって面倒見が悪くて,今年花が咲かず,この後,葉も出るかどうか分かりませんが.

 

サフランはクロッカスの仲間ですが(アヤメ科),イヌサフランイヌサフラン科だそうです.学名はColchicum autumnale で根や葉にコルヒチンという毒性成分があることが知られていています.ヒガンバナ/スイセン毒リコリンよりずっと強力な毒物(ネズミの致死量試験では20倍以上強い)で,死亡例も数多いようです(自然毒のリスクプロファイル:高等植物:イヌサフラン |厚生労働省).ギョウジャニンニクとよく間違われるとのこと(ギョウジャニンニクとイヌサフラン(東京都薬用植物園)).花はどなたにも好まれる姿ですが,毒性がより広く知られれば花も嫌われるのかしらん.ヒガンバナのように.ちょっと興味があります.ちょっと上から目線で ヒガンバナって猛毒?もっとかわいがってやりませんか?