様々なベーコン2  アメリカでは,ベーコンは朝食の人気者.バラ肉を燻製にしてスライスされるのが一般的.カナディアンベーコンは,ロース肉でつくられ「バックベーコン」とも呼ばれます.イングリッシュ・ラッシャーもロースでつくられますが,脂身も付いていて,味わい深いベーコンです.パンチェッタはイタリアで人気の食材で,バラ肉を燻製にする代わりに熟成させます.オーストラリアのミドルベーコンはバラ肉からつくられますが,赤身の多い豚のロース肉の一部も含まれます.

日本でベーコンと言えば,バラ肉を塩・スパイスで味付けして燻製にしたもので,多くはスライスした形で販売されています.

https://www.google.com/searchベーコン

この日本のベーコンはアメリカの物とほぼ同じかと思いますが,

https://yachikusakusaki.hatenablog.com/entry/2024/08/23/235500

世界には,多くの種類のベーコンがあり,豚の様々な部位が用いられ,燻製されないベーコンもあります.

Business Insiderによる,”What bacon looks like in 10 places around the world”(世界10カ所のベーコン事情)と題した記事がありました.

DeepL 翻訳し,画像をいくつか加えて紹介したいと思います.今日はその前半です.

 

世界10カ所のベーコン事情1

https://www.businessinsider.com/what-bacon-looks-like-around-the-world-2018-10

クリス・ウリー

2018年10月19日 21時55分 JST

 

ベーコンの歴史は紀元前1500年頃まで遡ります.したがって,世界各地に独自のベーコンがあるのも当然です.この古い歴史を持つ豚のカットの調理法や味付けは,場所によって異なります.

世界10カ所のベーコンがどのようなものか紹介しましょう.

 

アメリカでは,ベーコンは朝食の人気者

https://www.google.com/search? Traditional full american breakfast

アメリカでは,ベーコンは豚バラ肉を薄くスライスしたもので,一般的にヒッコリーやアップルウッドなどのハードウッドで燻製されます.通常,肉と脂肪は並行しているため,両者はかなり均等に配分されています.

https://www.foodandwine.com/meat-poultry/pork/bacon/bacon

 

 

▽カナディアンベーコンは「バックベーコン」とも呼ばれる

多くの場所で 「カナディアンベーコン 」と呼ばれているかもしれませんが,カナダでは単に "バックベーコン" と呼ばれています.

カナダのベーコンは豚のバラ肉からカットされるのではなく,ロース肉からカットさ れます.そのため,ハムによく似ています.通常,あらかじめ熟成させ,燻製にします.

 

▽イングリッシュ・ラッシャーは味わい深い

米国式ベーコンとカナダ式ベーコンの中間にあるのが,イングリッシュ・ラッシャーです.

カナダ風ベーコンは豚の背中のロースから,アメリカ風ベーコンは豚の腹の部分から切り出されますが,イギリス風ベーコンはこの2つを組み合わせたものです.

イングリッシュ・ラッシャーは,豚のロースからカットさ れますが,豚の腹肉とfat capからとれるおいしい脂身を多く残しています.その結果,米国式ベーコンよりやや赤身の風味豊かなカットとなります.

 

▽パンチェッタはイタリアで人気の食材

イタリア人は豚バラ肉を燻製にする代わりに熟成させます.

薄切りや角切りにされたパンチェッタは,多くの場合,野菜やソース,ピザの味を引き締める食材として使われます.

https://www.bbc.co.uk/food/pancetta

 

▽オーストラリア産のミドル・ベーコンは赤身が多い

脂身の多い豚のバラ肉からカットされるオーストラリアのミドルベーコンには,赤身の多い豚のロース肉の一部も含まれます.

オーストラリアのYouTuber,milkenobiが指摘するように,このベーコンには尻尾のようなものがあり,アメリカのベーコンのカットよりも長いのが一般的です.