ウェブ・書籍を頼りにスイーツの歴史を調べるシリーズ23
パリ・ブレスト paris-bres
パリ・ブレストは,2023年にパリで開催されたサロン・ドゥ・ラ・パティスリーでの人気ランキングの第4位なっている,フランスの人気パティスリー.
https://fr.wikipedia.org/wiki/Paris-brest
https://www.google.com/search? Paris Brest, la patisserie in Paris.
私は全く知りませんでしたが,日本でも食べることはできます.販売する洋菓子店はあまり多くなさそうですが---
https://www.google.com/search?日本で食べることができるパリ・ブレスト
フランス語版ウィキペディアによれば:
https://fr.wikipedia.org/wiki/Paris-brest
パリ・ブレストはフランスの伝統的なシュー菓子で,パリ・ブレスト・パリ自転車レースに敬意を表して自転車の車輪の形をしています.
https://www.google.com/search? Paris-Brest-Paris cycle race
レース沿線に住んでいた様々なパティシエが考案したとされていますが,ネット上ではメゾン・ラフィット出身のルイ・デュランが1909年に考案したとする記事がほとんどです.当時のパリ・ブレスト・パリ自転車レース主催者の依頼があったとのこと.
日本風にいえば,シュークリームの一種といえますが,クリームにはバターがたっぷり入っていて,こってりとした濃厚な味のようです.
フランス伝統菓子図鑑(山本ゆり子)では,次のように解説しています.
「プラネリ(*)風味のシュークリームで,スライスアーモンドがちりばめられたリングシューの間に,プラネリペースト入りのバタークリームまたはクレーム・ムースリーヌ(卵黄に砂糖,小麦粉を加え牛乳と混ぜて炊き上げたレーム・パティシエールにバター/バタークリームを加えたもの)をたっぷりはさむ.ローストナッツとカラメルの香ばしさが合わさった濃厚な味に熱烈なファンは多い.」
*プラネリ:ローストしたナッツに加熱した砂糖をからめて飴がけしたもの https://www.nakazawa.co.jp/chiebukuro/?mode=chiebukuroプラリネ
形はエクレア状のものもあるようで,クリームにも様々なバリエーションが加えられているとのこと.
https://fr.wikipedia.org/wiki/Paris-brest
日本ではまだあまり知られていない名前かと思いますが,今年3月,この名前をつけた映画が封切られます.
原題は,全く違う名前なのですが,菓子職人の物語ということで,邦題は「パリ・ブレスト」とされました.公開されたら見に行こうと思い始めています.
https://www.google.com/search?映画 パリ・ブレスト
https://www.google.com/search? A La Belle Etoile