大塔宮(鎌倉宮)から左手に細い道を進んだ二階堂地区の一番奥に覚園寺があります.雰囲気の良さは,鎌倉一二.ただ,冬に訪れてもその雰囲気を味わうことは難しく.有名な苔寺としての面影も想像するしかありません. しかし,本堂の薬師如来は,季節を問わず,一回はお参りする価値のある仏像かと思います.

一昨日の雪がまだ残る連休初日,鎌倉覚園寺へ行ってきました.

大塔宮(鎌倉宮)から左手に細い道を進んだ二階堂地区の一番奥.

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それほど大きくない寺院ですが,雰囲気の良さは,鎌倉一二.

ただ,冬に訪れてもその雰囲気を味わうことは難しく.有名な苔寺としての面影も想像するしかありません.

しかし,本堂の薬師如来は,季節を問わず,一回はお参りする価値のある仏像かと思います.左右に日光月光菩薩を従え,まわりを十二神将に囲まれた本尊のお姿は均整のとれたしっかりとした顔立ちで参拝者を見守ってくれます.

(キチンと撮影された画像は,ネット上にはみつかりません.足を運ぶしかありませんね)

 

以下,今日撮影した写真を添付しますが,残念なことに,一番味わい深い薬師堂への参拝経路が撮影禁止(「祈りをささげる空間の保持」のためとのこと,仕方ありません).このお寺の良さはほとんど反映されていない画像になってしまいました.

 

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帰途,リスに遭遇.

鎌倉は、どこに行ってもリスに出会います.

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覚園寺では,ツバキ以外花には出会いませんでしたが,大塔の宮への道の途中,咲き誇った蝋梅が冬空に映えていました.

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寺院の紹介記事から

鎌倉 覚園寺

「別天地(べってんち)」 覚園寺(かくおんじ)
一二一八年、北条義時公の薬師如来信仰により建てられた大倉薬師堂が、覚園寺のはじまりです。
一二九六年、北条貞時公が、元寇の再来がないように願い、智海心慧律師を開山として、真言・天台・禅・浄土の四宗を学べる道場、覚園寺といたしました。

本堂薬師堂を中心とする堂宇、数多くの仏像、古趣あふれる自然環境が一体となった、中世鎌倉の祈りをささげる空間、「鎌倉らしさ」を是非、感じてください。

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覚園寺

出典: フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』

覚園寺(かくおんじ)は、神奈川県鎌倉市二階堂にある真言宗泉涌寺派の仏教寺院である。山号を鷲峰山(じゅぶせん)と称する。本尊は薬師三尊、開基は北条貞時、開山は智海心慧(ちかいしんえ)である。鎌倉幕府執権北条家歴代の尊崇を集めた寺院である。